2014年度活動レポート(一般公募コース)第180号
シンガポールポリテクニック(Singapore Polytechnic:SP)の学生が日本の科学技術・文化を体験 その1
早稲田大学
2014年 11月 23日~2014年 12月 6日の2週間、シンガポールポリテクニック(SP)の学生10名(バイオテクノロジー科、バイオメディカルサイエンス科)をさくらサイエンスプログラムの支援を受けて日本へ招聘しました。
本交流プログラムは「多様な科学技術・産業・学生交流により、招聘学生の知的好奇心を育む」をテーマとし、早稲田大学が有する産・官・地域のネットワークを活用した科学技術交流、大学・産業等の理解増進を通して、シンガポールポリテクニック(以下、SP)の優秀な学生に日本や早稲田大学に興味を持ってもらい、将来的には早稲田大学での修学、研究活動を希望していただく事を目的として開催されました。
取組の概要は導入としてのキャンパスツアーや日本語研修を皮切りに、異分野・異文化交流として本学の人文社会科学系授業体験および学生との交流、日本歴史文化体験(江戸東京博物館、鎌倉・横浜見学)等を実施しました。
さらに、埼玉県本庄市の企業と農家へ訪問し、日本の科学技術と社会・経済との接点としての地域産業の現場を体験しました。
後半には理工系分野を中心とした授業体験、先端的研究を行っている施設の見学、および研究者との交流を実施し、日本や早稲田大学の先端的科学技術研究や理工系教育についての理解を深めてもらいました。
そして、最終日には、早稲田-SPジョイントシンポジウムに参加し、研究者との意見交換を通した交流を実施しました。
日本語授業体験
ホストファミリーとの会話や買い物などの日常生活で使える日本語を学び、日本滞在期間中をより楽しく過ごしていただけるよう本交流の初日にまず日本語教育研究センターにて挨拶や自己紹介などの日本語を学習しました。
まずは教室内でグループに分かれて練習をし、その後、学んだ日本語を学内の生協やブックストアにて実際に使って会話しました。
地域産業見学・体験(DOWAハイテック、赤城乳業、農業体験)
11月27日に地域産業見学・体験として埼玉県本庄市にあるDOWAハイテック、赤城乳業の企業2社と、ヤマトイモ生産農家を訪れました。
DOWAハイテクでは電子材料・金属加工工場、水質浄化施設の見学を行い、ヤマトイモ農家ではイモ掘り体験、キュウリの最先端ビニールハウス栽培を見学、赤城乳業ではオートメーション化された冷菓生産工場の見学を行いました。