2014年度 活動レポート 第179号:大同大学

2014年度活動レポート(一般公募コース)第179号

積極的で目的意識を持った体験学習と研修

大同大学

平成26年11月17日~30日、大同大学では中国の韓山師範学院から大学生18名と教員2名を受け入れました。そのうち10名がさくらサイエンスプログラムの支援を受けての参加となりました。
今回参加した学生は理工系の学生を主としており、体験学習等をベースとした留学生向けの実習や学外での工場・施設見学を中心とする2週間の短期留学でした。

18日のプログラム初日は、大学施設の見学と名古屋市内の見学をしました。夕方からはウェルカムパーティーが行われ、大同大学の学生も参加し学生同士の交流の場となりました。参加学生は初めてのことばかりで戸惑いながら、熱心に説明を聞きメモを取るなど、少し緊張した面持ちでプログラムがスタートしました。

オリエンテーション後、本学のキャンパス見学

ウェルカムパーティーにて交流を深めました


19日は大江破砕工場で不燃ごみ・粗大ごみを破砕し、資源・可燃物・不燃物に選別する過程の見学を行いました。中国では環境について大きな問題となっているため、ごみ処理に興味を示す学生が多く、プログラム終了後のアンケートでも好評でした。

宇宙開発の学長講演を熱心に聴講

その後、学長による大同大学の歴史と概要、また日本の宇宙開発についての講演がありました。講演では質疑が活発に行われ、熱心に学ぶ姿勢がとても印象的でした。

学長講演にて宇宙の話に聞き入る皆さん

大江破砕工場にてごみ処理過程に興味津々


28日に無事プログラムを修了し、理事長より修了書の授与が行われました。フェアウェルパーティーでは、参加学生は1人1人プログラムについて感想を述べました。多くの学生はプログラムの感想以外にも日本文化の魅力についても述べてくれました。学生同士の交流も打ち解けた様子となり和やかな雰囲気となりました。

修了式にて記念撮影

フェアウェルパーティーにて最後の交流


参加学生は極めて積極的で目的意識をもっており、意義のある短期留学となりました。大同大学で学ぶ学生にとっても国際感覚を養う有意義な機会となり、よい刺激となりました。将来の工業の発展、さらには日本との友好関係を期待したいです。このような貴重な機会を提供いただきましたJSTならびに「さくらサイエンスプログラム」に心より感謝いたします。