2014年度 活動レポート 第161号:東京理科大学

2014年度活動レポート(一般公募コース)第161号

中国・東北師範大学と光触媒の共同研究を推進

東京理科大学

12月の冬晴れが広がる中、12月14日から12月20日までの日程で中国の東北師範大学から大学院生7名、ポスドク1名と引率の教員1名がさくらサイエンスプログラムの支援を受け、東京理科大学に来てくれました。

藤嶋学長(前列真ん中)を囲んで記念撮影です。

本学および東北師範大学の教員らは古くから共同研究を行っており、昨年度からは日中間の共同研究の国際プロジェクトも行っています。今回、さくらサクラサイエンスプランの支援により、教員間だけではなく学生の交流も開始することができました。

日中メンバー間の名前を覚えるために、始めにチームビルディング(パスタを使ってタワーを作り、高さを競うゲーム)を行いました。

今回の訪問では、日本発の技術である光触媒について理解を深めるために、光触媒国際研究センターを見学してもらうとともに、神奈川科学技術アカデミーにある光触媒ミュージアムや日本科学未来館に展示してある光触媒について見てもらいましたが、光触媒が世の中で活躍している展示物に大きな関心を寄せている様子が伺え嬉しく思いました。

光触媒国際研究センターを見学しました。

日本科学未来館で記念撮影。


中国の先生に聞くと、中国では学生は普段おとなしく、日本の学生と本当に交流ができるのか心配していたそうです。しかし、来日してからは日本の学生と一緒に行動を共にしていくうちに、とても親しくなり、打ち解けあった雰囲気を作ることができました(中国の先生は学生が英語を話しているのも初めて聞いたそうです)。

交流継続で理科大から学生を派遣

この交流が覚めないうちに、また、継続性をもたせるためにも、本学の自助努力で今度は、日本の学生を中国へ送り出そうと企画しています。具体的には学生間でやりとりをはじめ、年明けに9名の学部生と大学院生を東北師範大学へ派遣することを計画しています。

年明けの中国での再開を約束。

このような交流のきっかけを作っていただいたJSTさくらサイエンスプログラムに感謝いたします。