2014年度 活動レポート 第138号:富山県立大学

2014年度活動レポート(一般公募コース)第138号

中国科学院上海硅酸塩研究所の大学院生が富山県と山梨県で研修

富山県立大学

11月4日(火)~11月13日(木)の間、科学技術振興機構(JST)が主催する「さくらサイエンスプログラム」で招聘された中国科学院上海硅酸塩研究所の大学院生10名が来日しました。本招聘の目的は、富山県立大学と中国科学院上海硅酸塩研究所の交流を深めることと、環境保全を重視する我が国の取り組みを示し、共同に地球環境に優しい行動をしようとすることにあります。

オリエンテーション。

学長面会集合写真。


富山県立大学研究室見学。

富山県立大学集合写真。


富山県の世界遺産、相倉合掌造り集落や新湊大橋、海王丸パークも見学し、さらに日本風の魚料理、回転すし、焼き肉などを楽しみました。

五箇山視察。

11月9日に富山から山梨県へ移動し、山梨県立科学館の見学と、山梨県西湖で開かれた第6回日中強誘電体応用会議に参加し、ポスター発表をしました。参加者100人を超えた国際会議での発表と交流を通じて、未来を担う若手研究者の最先端の科学技術への理解や関心が促進されたと思われます。

山梨県立科学館。

学会発表。


最終日は、森の中にある山梨県立富士湧水の里水族館を見学した後、河口湖上山公園のカチカチ山ロープウェイを乗り、雄大な富士山の姿を満喫しました。

富士山写真。

滞在中には、環境保全に関連する講演「風が運ぶ大気汚染」と「Products and business model of future eco-friendly society」を受講し、PM2.5などによる大気汚染の話題について話し合いました。

予定通りにすべての訪問行事を終え、11月13日の羽田上海便で全員が無事に中国へ帰国しました。これからも富山県立大学と中国科学院上海硅酸塩研究所、さらに日本と中国の架け橋となり、一層の交流ができるように願っています。

修了証交付。