2014年度活動レポート(一般公募コース)第134号
中国・哈爾浜工業大学の学生と「街歩き」のワークショップや企業視察
千葉工業大学 国際交流課
10月15日から8日間,JST・さくらサイエンスプログラムの助成を受けて,中国・哈爾浜工業大学より教職員3名・大学院生2名・学部生8名が千葉工業大学を訪問し,工学部デザイン科学科の学生とのワークショップおよび企業視察等を行いました。
学生交流ワークショップでは,「千葉と哈爾浜の街の違いを探そう」をテーマと題し,本学デザイン科学科の学生との日中混合で編成されたチームごとに「街歩き」を行い,それぞれの文化の違いが現れている「光景」を記録・採集し、まとめ作業、プレゼンテーションを行いました。共同作業開始後,学生達はすぐに打ち解け,主に本学津田沼キャンパス近郊の街を歩き,人々の行動、街並み、諸施設のインターフェース等を記録し,調査・研究を行いました。
特にまとめ作業においては学生間で活発に意見交換が行われ,どのチームのプレゼンテーションもデザインを学ぶ学生達ならではの視点で,千葉と哈爾浜の街や人々の違いを解り易くまとめたスライドショーを,お互い協力し合いながら日・中・英の3カ国語で発表していました。学生交流を通じて日本人学生にとってもよい刺激になったことと思います。
また,日本の江戸文化の面影を残す千葉県香取市佐原の町並み見学においては日本の伝統文化を,日本科学未来館、本学の東京スカイツリータウンキャンパスでは日本の先端科学技術を見学し,科学技術と密接な関係にあるデザインに刺激を感じていたようでした。
また3社のデザイン関連企業を視察し,インテリアデザイン、空間デザイン、製品デザインを肌で感じて学んだようです。熱心に話を聞き質問をする学生も多く,日本のデザインのレベルの高さに感動している様子でした。
「日本の科学技術やデザインを深く感じることができ,見識が増え視野が広がった」「日本の街は綺麗でデザインレベルも高いのでまた勉強をするために来日したい」「日本の学生との交流活動がとても楽しかった」等の意見をいただき,皆大変満足した様子で10月22日に無事に中国に帰国しました。
最後に,さくらサイエンスプログラムを運営されているJSTを始め,今回のプログラムの運営・実施にご協力いただいた関係者の方々に厚く御礼を申し上げます。