2014年度活動レポート(一般公募コース)第128号
ヤンゴン・マンダレー両工科大学から9名を受け入れ
熊本大学
11月2日(日)ヤンゴンを出発した9名が、3日(月)早朝成田空港に到着した後、熊本のホテルへのチェックインを終えたのは午後3時を回っていました。さすがに初めての日本、しかも長時間の移動で疲れがあったようですが、ホテルロビーでのブリーフィングを終えた後、早速夕食の確保を兼ね市内の探索に出かけていきました。
11月4日の朝は、ちょっとした冒険ではありましたが、参加者のみでホテルから大学までバスで移動してもらいました。午前中は、熊本大学の概要、特に大学院自然科学研究科や工学部・理学部の研究活動を中心に紹介をした後、今年10月に大学院に入学したミャンマーからの留学生といっしょに生協で昼食をとってもらいました。午後は、学内情報基盤・全学e-Learningの活用について紹介後、両大学における情報基盤の展開等について意見交換を行いました。
11月5日の午前中に総合情報統括センター、工学部研究資料館(旧熊本高等工業学校機械実験工場)を、午後に附属図書館・eラーニング推進機構・五高記念館を見学しました。翌6日の午前は、電波伝搬グループの電波暗室やナノチューブ研究グループの研究環境を見学した。午後は、ミャンマーからの留学生を交え、熊本城を見学しました。
11月7日はホテルをチェックアウト後、バスで阿蘇外輪山に設置されている風力発電設備を見学後、阿蘇の豊富な地下水を象徴する白川水源を見学後、久留米に移動し福岡県立少年科学館を見学した。8日は朝7時にチェックアウト後,福岡空港に移動し,全員元気に出国をしました。
今回の参加者は,ヤンゴン・マンダレー両工科大学が、学内選考でそれぞれ招聘予定数の2倍近くの候補者を所管官庁である科学技術省に推薦し、省として候補者が選定されました。このような手順をとることから、極めて明確な目的意識をもった参加者ばかりでした。特に、今回の参加者は教員が中心で極めて高い目的をもって参加していました。このため、アンケートにも、今回の訪問の意義を高く評価する意見が大半ではありましたが、より深く特定のテーマについて時間を割くべきとの積極的な提案もあり、受入側にとってもよい刺激となりました。
このような貴重な機会を提供いただきましたJSTならびに「さくらサイエンスプログラム」に心より感謝いたします。