2014年度 活動レポート 第122号:一般財団法人霞山会(東亜学院)

2014年度活動レポート(一般公募コース)第122号

多角的見学と幅広い交流
さくらサイエンスプログラム上海大学訪日団レポート

一般財団法人霞山会(東亜学院)

さくらサイエンスプログラムで訪日した上海大学の訪日団のメンバー11名は、大きな収穫を得て帰国しました。訪日団全員が「日本文化が大好きになった」「もっと日本のことが知りたくなった」「周りの人に日本のことを紹介したい」「また日本に来たい」と感じています。
見学先の大学や研究機関で日本の進んだ最先端技術に触れ、研究者や学生と幅広い交流ができました。日本の進んだ科学技術は、大学や企業や研究機関だけでなく、ホテル、地下鉄、飲食店、美術館、商店等でも体験することができました。
研究機関では、研究業績(論文の発表等)のための研究ではなく、人々の生活改善のための応用性の高い研究に取り組んでいることがわかり、科学技術に対する理念の違いに驚きました。東京理科大学総合研究機構光触媒国際研究センターでの研究がそのよい例です。
また、科学的で、人間本位の社会運営、環境保全意識、節約精神、ルール・マナーを順守する精神及び日本人の謙虚さ等は我々に深い印象を残しました。
以下、訪日期間中のレポートを作成しました。

2日目(8月4日[月])

武蔵野大学企画部長落合恒先生、欒殿武教授、企画部中内一氏、日本人学生及び上海大学交換留学生と交流を行いました。武蔵野大学と上海大学は交流提携校で、学部生の交換留学も行っていることから、リラックスした雰囲気の中で交流が行われました。
武蔵野大学の運営、薬学部の最新研究、大学生の課外活動等について伺うことができ、大変勉強になりました。今回訪日したメンバーの中には、上海大学の学生生活指導担当の青年教師も含まれており、日本の大学生や大学院生の生活、研究等について非常に関心をもっており、非常に有意義な交流ができました。

武蔵野大学有明キャンパス訪問。

3日目(8月5日[火])

東京理科大学学長で同センターのセンター長を兼任されている藤嶋昭先生自らお出迎えくださり、同センターの紹介と光触媒技術の発展、歴史について紹介してくださいました。有名な先生にお会いできて訪日団メンバー全員とても感動しました。
藤井先生は多くの中国人研究者を養成し、中日の科学技術の交流にとても熱心に取り組んでいらっしゃると伺い、みな親近感を感じ、様々な面で交流をすることができました。同センターの寺島千晶教授や劉山虎准教授から同センターで研究している先進技術について紹介していただきました。
光触媒の農業や一般生活への応用、特殊ケーブルによる太陽光の屋内導入等の技術を見て、日本の進んだ最先端技術を実感できた気がしました。また、多くの外国の研究者たちを招いて研究・交流する様子を見て、研究の国際化が行われていると強く感じました。
今回の訪日の第一の目的は日本の科学技術の体験と学習です。世界的に有名な藤嶋先生とお会いでき、また、世界で一つしかない光触媒研究センターを見学することができ、非常に勉強になりました。

 
東京理科大学総合研究機構光触媒国際研究センター訪問。
 

キッコーマン綜合病院の久保田芳郎院長、同病院事務局長田尻佳彦氏、看護師長長坂圭英氏が、「食と健康」を掲げるキッコーマン(株)が、地域社会貢献に取り組んでいる姿勢等について紹介してくださいました。静かで、清潔で、高級感ある病院内と親切に患者さんに対応する医師や看護師の姿は訪日団のメンバーに深い印象を残しました。当日の意外な収穫は、同病院建物の免震構造に関する説明を受けることができたことです。日本の進んだ耐震技術を目の当たりにすることができました。
中国でも高齢化社会が進んでおり、今後、医療機関の整備、医療サービスの改善、老後問題、介護問題等のさまざまな面で日本に学ぶべきだと思います。科学技術の進歩だけでなく、日本のように国民のための取り組みが必要だと痛感しました。

キッコーマン総合病院見学。
 

4日目(8月6日[水])

慶応義塾大学文学部の李光鎬教授が慶応義塾大学の歴史、学部と大学院の特徴、学内制度等について紹介してくださいました。
慶応義塾大学には上海大学を卒業した学部生が同大学の大学院に在籍している人が多く、在学期間中の勉学、サークル活動、就職活動、研究、卒業後の進路等について交流することができました。

慶応義塾大学見学。