2014年度活動レポート(一般公募コース)第114号
ヤンゴン大学地質学部の学生と共同研究 その2
京都大学防災研究所
滞在2週目の前半(10月20日~22日)には、ヤンゴン大学から来日した10名は、日本科学未来館、清水建設技術研究所、産業技術総合研究所、国土地理院を訪問するために、新幹線に乗って関東地方を訪れました。
はじめに日本未来館を訪れ、Asimoによるショーを観た後で最新技術とそれらの技術開発の歴史について学びました。未来館を見学したとで、鎌倉に鶴岡八幡宮や高徳院の大仏を見学しに行きました。
2日目は、清水建設技術研究所の見学をして、最新の建設技術とそれによって建てられた構造物について学びました。技術研究所本館に使われている免震機構に大変興味をもって話を聞いていました。
清水建設技術研究所の見学の後は、最新の建設技術を体験するため、日本で最も高いタワーのスカイツリーを訪れました。参加者は皆、350mの展望台に行くために乗ったエレベータのなめらかさに驚いていました。
関東地方への旅の3日目は、産業技術総合研究所と国土地理院を訪れるためにつくばに向かいました。まずはじめに、地質標本館を見学し、地質調査総合センターの渡辺博士のご案内により、日本の地質について詳細な説明をしていただきました。参加者の一人は、一般の人が自分の国の地質について学べるようにミャンマーにもこのような博物館があるとよいと言っていました。
Explanation of the 3-D georama @ Geological Museum
三次元ジオラマの説明を受ける参加者。地質標本館にて。
地質標本館の後は同じ産業技術総合研究所にある、「サイエンススクエア つくば」に移動し、産業技術総合研究所で行われている技術開発および開発されたものについて学びました。
3日目の午後は、国土地理院の「地図と測量の科学館」にて、地図作成や測量のための技術について学びました。
3日間とも冷たい雨に見舞われましたが、ヤンゴン大の10名は皆現在の日本の首都を観て体験し、日本の最新技術を学ぶことに大変喜んでいました。見学させていただいた各機関からは多大なご協力をいただき、大変有意義な3日間となりました。