メンバーズ・メッセージ

FY 2026
  • Ngo Minh Triet
    所属 :
    Monash University Faculty of Engineering 学部生
    出身国・地域 :
    ベトナム
    名前 :
    Ngo Minh Triet

2024年にさくらサイエンスプログラム(SSP)に参加できたことは、間違いなく人生における大きな節目となりました。皆さん、こんにちは。Ngo Minh Triet と申します。現在、オーストラリアの Monash University にて Bachelor of Engineering (Honours) 課程に在籍しています。この場をお借りしてSSP参加以降の歩みについてご紹介できることを大変光栄に思います。

私はベトナムの Nguyen Thien Thanh Gifted High School 在学中に、SSPに参加しました。振り返ると、この経験は私の学術的成長を促す最初の大きなきっかけでした。日本を訪れ、先進的な科学技術環境に触れたこと─とりわけ名古屋工業大学をはじめとする優れた研究機関を訪問できたことは、私の視野を大きく広げました。先端研究の現場を直接見ることができただけでなく、多様な背景を持つ素晴らしい仲間たちと生涯にわたる友情を築くことができました。私たちは今でも積極的に連絡を取り合い、当時の絆を大切にしています。たった一週間で人を完全に変えることはできないと思うかもしれません。しかし、私にとっては自分の可能性を信じ、大きな夢を描き、限界に挑戦する勇気を培うのには十分な時間でした。

日本で得た大きな刺激を原動力として、私はオーストラリア・メルボルンにある Monash University で新たな学びの道を歩み始めました。世界的な大学で学ぶことは、私に大きな機会をもたらしてくれました。しかし一方で、それは大きな挑戦でもありました。幸いにも、学力と将来性が評価され、私は年間15,000オーストラリアドルの Monash International Merit Scholarship を付与されました。この名誉ある奨学金のおかげで、学業に専念することができています。また、この経験で培った意欲は、大学での学びや達成感にもつながりました。現在、私が成し遂げている一つひとつの成果は、直接的であれ間接的であれ、日本での経験に支えられていると感じています。

それぞれの分野で活躍しながらも、日本との大切なつながりを維持している多くの同窓生の姿を見ることは、私にとって大きな励みとなっています。これは、SSPが一度きりの訪問ではなく、生涯にわたる国境を越えたコミュニティだからです。私はこのグローバルなファミリーの一員であることを大変誇りに思っており、今後も日本の科学技術コミュニティとの連携や交流をさらに深めていきたいと考えています。

最後に、これまで多大なご尽力を続けてくださっている SSP関係者の皆様および事務局の皆様に、心より感謝申し上げます。私のような若い研究者に好奇心の種をまき、その可能性に着目してくださったことに深く感謝しております。