2020年度 活動レポート 第65号:鹿児島大学

2020年度活動レポート(一般公募プログラム)第065号 (代替オンライン)

台湾・高雄医科大学とZoomによるオンライン国際交流

鹿児島大学歯学部からの報告

鹿児島大学歯学部は2021年3月2日に、さくらサイエンスプログラムの支援により、部局間学術交流協定校である台湾・高雄医学大学とZoomによるオンライン国際交流を行いました。

参加メンバー
高雄医学大学側の風景

本学部と台湾・高雄医学大学歯学部とは、以前から学生の相互交流を行っており、今年度はさくらサイエンスの支援のもと、台湾の学生に対して本学歯学部での講義・実習への参加、本学大学病院の見学、歯科教育用患者ロボットシミュレーターの開発・製造販売を行うグローバル企業の見学など、多岐に渡る密度の濃いプログラムを実施できる予定でした。しかしながら、新型コロナウィルス感染症対策のもと、台湾から鹿児島を訪問して実施する研修は中止となりました。このような状況下でも何か交流が出来ないかを双方の国際交流関係者間で模索していましたところ、さくらサイエンスプログラムでオンラインによる交流についてもご支援いただけることになりました。開催日時や参加者をはじめ、どのようなプログラム、実施方法で行うかなどについて双方で連絡を取り合いながらまとめました。

2021年3月2日(火)10:00~14:30の日程で、教員・学生合わせて鹿児島大学から9名、高雄医学大学から16名(合計25名)が参加するオンライン交流が実現しました。プログラムの中では、異文化を理解するためのきっかけ作りとして、ランチタイムにお互いのお弁当を見せ合う時間を設けました。

教員も学生も一緒になって各自のお弁当を紹介しながら質問に答える企画は、ごくありふれた異国の日常風景を見る機会でもあり、予想以上に盛り上がりました。

学生による弁当紹介
教員による弁当紹介

今後は、今回のようなオンライン交流を現地訪問前に実施する事前交流と位置付けることで、現地での海外研修をより充実させるようなプログラム作りを行う予定です。

最後になりましたが、さくらサイエンスプログラムをはじめ、本事業の実施にあたりお世話になりました関係者の皆様に、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

【スケジュール】

2月:KUとKMUのオンラインプレゼンテーションの交換と視聴

3月2日:オンライン交流

1.「オープニング」

2.「日本、鹿児島、鹿児島大学の紹介」と意見交換

3.「台湾、高雄、高雄医学大学の紹介」と意見交換

4.「歯科事情や歯科教育、世界の口腔衛生不均衡などについて意見交換」

5.「ランチョンセミナー1」「異文化交流、Show off your Bento!」

6.「ランチョンセミナー2」「ロボティックシミュレーションの紹介」

7.「ラップアップ」

8.「クロージング」