2020年度 活動レポート 第61号:工学院大学

2020年度活動レポート(一般公募プログラム)第061号 (オンライン)

シンガポール国立大学とのオンライン交流

工学院大学からの報告

昨年度来日した学生の研究交流プログラムのフォローアップとして、数年前から継続的に実施している学会を2021年3月5日にオンラインにて開催しました。シンガポール国立大学と工学院大学から学生、教員あわせて約50名が参加しました。また、昨年度に来日して研究をおこなった研究室の現在の様子や研究内容を改めて知っていただくために、ビデオを作成し、視聴をしていたいただくことも行いました。

オンライン学会では、昨年度来日し、さくらサイエンスプログラムに参加した学生を含めシンガポール国立大学から4名、工学院大学から9名の学生が現在の研究結果を発表しました。(https://www.kogakuin.ac.jp/screst/symposium.html)。

発表内容は、エネルギー材料やデバイスなどエネルギー関連のコンソーシアムに向けたもので、両大学の学生、教員にとってとても良い刺激となるものでした。とりわけ、今年度は、世界的に新型コロナウィルスの影響を受け、国際会議で発表する機会が制限されていたこともあり、英語で発表する良い機会にもなったと思います。

研究室の紹介ビデオは、撮影も緊急事態宣言の影響を受け、時期が遅れてしまいましたが、今後の共同研究に向けても重要なアプローチで、両大学間の現在の研究リソースや興味について知る良い機会となりました。

今回、過年度実施したプログラムのフォローアップ支援で、このようなオンライン交流会という機会をいただいたことで、現在、NUSで引き続き学生やポストドクターとして、また、ドイツや中国でポストドクターとして活躍している状況を知ることもでき、有意義な議論を行うことができました。このような機会をくださいました科学技術振興機構に感謝いたします。また、今後、今回のオンライン交流を生かし共同研究等に発展させていきたいと思っています。