活動レポート

2020年度活動レポート(一般公募プログラム)第056号 (オンライン)

二カ国協定校と長岡高専との地域活動解決型アイデアソンの実施報告

長岡工業高等専門学校
電気電子システム工学科
和久井直樹、平井 誠

 これまでに、長岡高専の協定校であるマレーシアのADTEC マラッカ校、そしてタイの泰日工業大学 (TNI) の間で、ロボット-プログラミングに関する科学技術研修を行ってきました。長岡高専と協定校の国際交流活動では、エンジニアを目指す同世代の若者に対して活発なコミュニケーションの場を提供し、両国学生の科学技術への理解が深まることを目的としてきました。そして、我々は教職員・学生を相互に派遣し、様々な技術的課題を解決する研修を行ってきました。しかし、令和2年度は新型コロナウイルスの影響により、残念ながらお互いの学校を訪問できませんでした。

 そこで、今回はオンラインで両校を繋いで、互いの地域の課題解決を目的としたアイデアソンを実施しました。ADTEC マラッカ校との遠隔交流プログラムは令和3年1月18日 (月) ~ 1月20日 (水) までの3日間実施され、本校学生10名 (1年生が3名、2年生が5名、4年生が1名、5年生が1名) が参加しました。課題解決アイデアソンとして、『信号機に積もる雪の効率的な除去方法』 に関して議論を行いました。TeamsとGoogle Slideを用いて遠隔共同作業を実施し、イノベーションを起こす思考法の1つとして知られるJob To Be Done理論に従って、グループワークを進めました。顧客が達成したい事、現状に対する不満、現在行っている代替案、現状の満足度などを分析した後に、課題解決につながる解決策を議論しました。

マレーシアの文化紹介
グループワークの様子

 TNIとの遠隔交流プログラムは1月23日 (土) ~ 1月25日 (月) までの3日間実施され、本校学生11名 (1年生が1名、3年生が7名、4年生が3名) が参加しました。プログラムでは、『私達が作り出すコロナ禍に負けない未来の技術』 と題して交流を行いました。通常、私たちの社会では、もちろん人間的な要素が必要不可欠ですが、コロナ禍は消費者の好みを変え、自動化の新しい機会を開いたとも言われています。学生は今回のテーマに対するタイ学生との議論を通して、これからの社会に必要な技術について考えるだけでなく、それが引き起こす地域の問題に対する解決策についてもアイデアを出し合いました。

日本文化紹介の動画制作
Zoomを用いた閉会式の様子

 今回の研修では、遠隔でも参加者が科学技術の分野で交流を深めることで、お互いの友好関係を強化すること、そして本校のグローバル化を促進することに繋がりました。最後に、多大なご支援を頂いたさくらサイエンスプログラムに対し、心から謝辞を述べさせて頂きます。参加者全員が今回の知見を活かし、科学技術、社会経済、環境問題などに対して、アジアあるいは世界規模で考える力を養っていきたいと考えています。

pagetop