2020年度 活動レポート 第55号:工学院大学

2020年度活動レポート(一般公募プログラム)第055号 (代替オンライン)

シンガポール国立大学とのオンライン交流

工学院大学からの報告

2021年3月,シンガポール国立大学と工学院大学のさくらサイエンスプログラムのオンライン交流会を実施しました。2020年度の実施計画の中にもあったオンライン学会を2021年3月5日に開催しました。シンガポール国立大学と工学院大学から学生,教員あわせて約50名が参加しました。また,次年度の来日に向けて実際に研究をおこなう受け入れ予定の本学の研究室の紹介ビデオを作製し,併せて視聴してもらうことができました。

オンライン学会では,シンガポール国立大学から4名,工学院大学から9名の学生が自身の研究結果を発表しました(https://www.kogakuin.ac.jp/screst/symposium.html)。発表内容は,エネルギー材料やデバイスなどエネルギー関連のコンソーシアムに向けた発表をおこない,両大学の学生,教員にとって良い刺激となるものばかりでした。今年度は,国際会議で発表する機会が制限されていたなか,日本人学生にとっても英語で発表する良い機会にもなったと思われます。

実施プログラムの研究室の紹介ビデオを作成しました。撮影も緊急事態宣言の影響を受け,時期が遅れてしまいましたが,今年度来日予定者だった学生が,研究室の装置などを事前に確認ことも可能となります。これらは,シンガポール国立大学との共同研究に向けても重要なアプローチで,両大学間の研究リソースや興味について知る良い機会となりました。

2020年度は新型コロナウイルスの影響で,残念ながらシンガポールからの招へい学生を受け入れることはできませんでしたが,オンライン交流会という機会をいただいたことで,招へい前に大学紹介,研究紹介,互いの研究内容などの交流等を行うことができ,有意義な議論を行うことができました。このような機会をくださいました,科学技術振興機構に感謝いたします。また,今後,入国時の制限が解除され,実際にシンガポールから招へい者を受け入れることができるようになりましたら,今回のオンライン交流を生かし共同研究等発展させていきたいと思っております。

活動レポート写真1
オンライン学会の集合写真