2020年度 活動レポート 第47号:崇城大学

2020年度活動レポート(一般公募プログラム)第047号 (代替オンライン)

薬用資源の保全と活用のためのネットワーク形成を目指して

崇城大学 薬学部からの報告

崇城大学(以下、本学)において協定校であるメキシコ合衆国のメトロポリタン自治大学(以下 UAM)と昨年3月に実施予定だった共同研究活動(Aコース)は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、中止となってしまいました。そこで将来的に、本学においてUAMより教員および学生を招へいした共同研究を開始する事を目的とし、今回はきっかけ作りとして、ZOOMによるオンライン交流会をさくらサイエンスプログラムの支援のもと、2021年2月19日に実施しました。

始めに双方の大学の参加者の自己紹介を行った後、さくらサイエンスプログラムの支援により作成した英語版の本学紹介動画を見てもらいました。口頭で説明するよりも効率的かつ効果的であり、UAMより多くの質問がありました。次にUAMの大学説明をライブで聞くことにより、メール等のツールより分かりやすく、本学の職員や学生からUAMに対して多くの質問がありました。さらに双方の研究成果発表会及びUAMからの研究設備、実験方法等の説明会においても、双方の研究内容及び実験方法等に多くの質問が飛び交い、実際にその場で討論しているような感覚を覚えました。今回、お互いの研究について情報交換を行う中で、UAMが保有する貴重な天然資源を利用し、本学薬学部が保有するDDS技術を用いて製剤化する計画の立案につながりました。今後、人的交流だけでなく、双方の資源の共有による共同研究の推進につながるものと期待しています。

当初、メキシコとの時差が15時間あること、双方の共通語を英語とすること、オンラインによる限定的な交流であること、の3点に対して不安を感じていましたが、当初の予定よりも長い交流会となり、メキシコの現地時間の午後8時をすぎてしまうほどでした。今回のオンライン交流を通して、双方の学生、大学院生及び教職員のモチベーションの向上のみならず、今後の大学間の人材交流に加え、共同研究の促進にもつながったものと確信しています。

最後になりましたが、本プログラムを実施するにあたり、多大なご支援を頂くとともに、交流のきっかけを与えて頂いたさくらサイエンスプログラムの関係者の方々に、深く感謝申し上げます。

崇城大学HP「メキシコの協定校とのオンライン交流を実施!」
https://www.sojo-u.ac.jp/news/2020/210310_004419.html

大学案内(薬学部ver.)PV
https://youtu.be/7E0gNU6GNuM

活動レポート写真1
オンライン交流の様子
活動レポート写真2
研究成果発表(崇城大学学生)
活動レポート写真3
研究成果発表(UAM学生)