活動レポート

2020年度活動レポート(一般公募プログラム)第043号 (オンライン)

「東アジア高校生環境フォーラム・オンライン」実施報告

大阪府立高津高等学校 GLHS委員会からの報告

 本事業は本来台湾、韓国の高校生を招へいして令和3年1月に大阪で実施する予定でしたが、COVID-19のために実施できなくなったため、オンラインで台湾、韓国、日本の3地域を結び、新たな内容・形態での高校生の国際交流をめざして実施しました。参加校および参加人数は、韓国全羅北道のイリ高校11名、イリ女子高校16名、台湾の国立台南女子高級中学16名、日本からは本校生徒25名、連携校である大阪府立富田林中学校および大阪府立富田林高等学校から12名の合計80名でした。これに、TAや通訳として参加してくれたスタッフ、教員を加えると90名近くなり、当初予想していたよりもはるかに大規模な交流事業となりました。

 交流内容は、本校の「さくらサイエンス」の研修プログラムとして実施することにしていた河川調査をめぐる研修をベースに組み立てた3時間のオンライン交流です。

 第1部として、中尾遼平准教授(山口大学)による講義“Environmental DNA as a novel tool for biodiversity monitoring”、第2部として、4グループに分かれた、日台韓の高校生の研究発表と討論、第3部として川瀬成吾准教授(大阪経済法科大学)による講義“Freshwater Fish Biodiversity in East Asia”を実施しました。

 これは河川調査や科学研究を行っている理系生徒を対象とするものでしたが、今回、本校科学部だけでなく、国際交流に関心を持つ多くの文系生徒にも広く参加を呼びかけたことで、多くの高校生に新たなスタイルでの有意義な国際交流の場を提供することができたと考えています。

 参加者にアンケートを実施したところ、

(日本)

 「とても楽しかった。韓国も台湾も非常に高いレベルでの研究を行っており、今後の活動の参考にしたい。」

 「コロナ禍で実際に外国の高校生と英語で話せる機会はなかなかないと思って興味を持って参加したが、実際に外国の学生とコミュニケーションできて良かった。」

 「生物や英語に興味をもてる良い行事であった。このような機会があればまた参加したい。」

(韓国)

 「異なる国の高校生と話をできる機会ができてよかった。住んでいる地域が異なっても自分と大きく変わらない同じ世界に生きている存在であることが実感でき、不思議だけど意義深いと感じた。」

(台湾)

 「はじめてのオンラインで、海外の学生と交流でき、新鮮で面白かったです。自分の英語表現能力を高める機会でもあり、さまざまな勉強や経験ができて楽しかった。」

 などの感想を回答し、全ての参加者が、今後もこのような交流を行いたいと希望しています。

 本校では、このような3地域、6校で40台以上のPCやタブレット端末などを結んでオンライン交流を主催することは、初めての取組みで不安もありましたが、このような状況でも文化の異なる生徒同士が希望や喜びに満ちた交流を、オンラインで行うことができるということは新鮮な発見でした。

 今後も可能な限りこのような交流の場を設定し、生徒たちが国際交流や科学研究などに一層興味を持つことができるよう今後も取組について検討していきます。

講義を聴く参加者
オンライン交流の様子
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