2019年度 活動レポート 第414号:大阪大学

2019年度活動レポート(一般公募コース)第414号

材料科学に基づくものづくりの国際化を目指した教育・研究交流

大阪大学工学研究科マテリアル生産科学専攻からの報告

2019年12月2日(月)~12月7日(土)まで、中国の大連理工大学学部生10名と准教授1名の計11名を大阪大学工学研究科マテリアル生産科学専攻の藤本 愼司教授が招へいしました。

大阪城にて

初日

関西国際空港に招へい者11名が到着しました。彼らの出迎えを本学・工学研究科マテリアル生産科学科の学生たちが行いました。到着日にそのまま大阪大学へ向かい、藤本愼司教授から大阪大学紹介と本プログラムのオリエンテーションを行いました。招へい学生たちは大連理工大学の日本語コースの学生たちであり、日本語が大変流暢だったため、オリエンテーションと自己紹介はすべて日本語で行われました。

2日目

午前には、キャンパスツアーを行い、接合科学研究所、異方性カスタム設計・AM研究開発センター、低温センターの見学を行いました。午後は、招へい者の研究室配属を開始し、教員と学生とのディスカッションを行いました。夕刻からは工学研究科・国際交流推進センター主催の留学生のための忘年会に参加し、本学で学ぶ留学生たちの生活を垣間見ることが出来ました。

3日目

午前中は、模擬授業を受けました。実際に本学で行われている授業を体験してもらい、本学で学ぶ事を現実的にイメージしてもらうことが出来ました。午後は前日に引き続き研究室配属を行い、本学の学生たちや教授陣との意見交換を行うことが出来ました。

4日目

テクニカルツアーとして大阪の大正区にある株式会社中山製鋼所を訪問しました。会社説明を受け、工場見学をさせていただきました。質疑応答では本学の卒業生の社員の方から直接話を伺うことが出来ました。実際に稼働する工場の迫力に、招へい学生たちは圧倒されていました。午後には大阪城見学を行い、日本の技術だけでなく伝統文化にも触れることができ、大変有意義な時間を送ることが出来ました。

中山製鋼所訪問

5日目

招へい学生によるさくらサイエンスプログラムの成果発表会を行いました。プレゼンテーション形式で行い、全編日本語で行われました。本学に滞在して学んだ事、そして自身のこれまでの学びと本学の教授や学生たちとの議論を通じて学んだ事を各人発表しました。発表会の終了後、修了式と交流会を行い、プログラムは無事終了しました。

 
成果発表会

最後になりますが、さくらサイエンスプログラムを通じて諸外国の優秀な若者に本学へ来てもらい、学んでもらう事によって、本学の国際化に寄与する機会を得る事が出来ました。JSTへはこのような貴重な機会をいただいた事へ改めて御礼申し上げます。

修了式