活動レポート

2019年度活動レポート(一般公募コース)第407号

ミャンマーの若手研究者が次世代AI及びIoT分野の最先端技術を学ぶ

宮崎大学からの報告

 令和元年10月15日(入国) ~24日(出国)の10日間にわたって、ミャンマー連邦共和国の工学系大学の学生及び若手研究者15名と引率教員3名の合計18名を招へいして、「さくらサイエンスプラン」C.科学技術研修コース(IT分野の最先端技術)によるプログラムを実施しました。

<宮崎大学の学生・研究者との交流>

 学長、工学部長、国際連携センター長に対して表敬訪問を行いました。各々が自己紹介を行い、ミャンマーから持参した様々なプレゼントを交換しました。終始和やかなムードで訪問を行うことができ、研修生たちも緊張せず、意見交換を通して両国の教育制度に関する相互理解が深まりました。その後、日本語基礎の授業、工学部情報処理研究室のメンバーによる研究紹介を行いました。さらに、濱名誉教授による画像処理とその応用に関する研究紹介にも、研修者達は大変興味深そうに耳を傾けました。

宮崎大学長を表敬訪問しました
<先端技術の実験実習や施設見学>

 大阪科学技術館に、2時間程訪問しました。大阪科学技術館では、実験を行うことによって、楽しみながら工学的な知識を学ぶことができました。また、大阪大学および株式会社 国際電気通信基礎技術研究所(以下、ATR)にも訪問しました。大阪大学では、学生から簡易的な自動運転の研究などを発表していただきました。発表後は、質疑応答があり、招へい者達から多くの質問がありました。またATRでは、MRI、5G技術など最先端の技術を紹介していただきました。紹介の際に、実際の実証実験の映像などで視覚的にわかりやすく説明をしていただいたので、招へい者達もより理解を深めることができたと思います。

大阪大学研究室視察の様子
<IoT技術を用いた簡易見守りシステム作成実験>

 研修者達は、Rasberry Piを用いた見守りシステムの作成を行いました。この実験では、日本で問題となっている高齢者による孤独死の現状を伝え、IoTを用いてどのように孤独死を防ぐことができるのかを考えました。研修者たちは非常に興味深く感じたようで、様々な質問がありました。

宮崎大学にて実験の様子
<日本文化や伝統芸能の体験>

 文化体験では、着物の着付け体験を行いました。まず初めに、講師の緒方さんから礼儀作法について学びました。礼儀作法は、神社での参拝方法、挨拶と多岐にわたるものでした。日本では、相手によってお辞儀の角度と時間が異なることも説明されており、研修者たちは興味深く学んでおりました。また、鮮やかな着物を着ることができてともて嬉しそうでした。普段慣れない習慣のため、心許ないところもありましたが、講師の方の優しいサポートもあり、最後に着物を各自で畳むまでしっかりと学ぶことが出来ました。

着物体験及び日本の文化紹介の様子
<Sakura-Padaukシンポジウム>

 9日目に、サクラパダウシンポジウムを開催し、参加者に宮崎で実施した内容を報告してもらいました。他に、さくらサイエンスの研修生で60th International Mathematical Olympiad (IM2019)に参加した学生から経験について報告がありました。最後に、横田工学部長から研修生一人一人に修了証が手渡され、研修生たちはとてもうれしそうに受け取っていました。また、本シンポジウムでは、幾人かの本学3年生等も参加し、有意義な時間となりました。また、宮崎大学の学生と留学制度や研究に関する意見交換を行いました。

修了式にて

 最後に、本プログラム実施に当たり、「さくらサイエンスプラン」、視察にご協力戴いた(株)国際電気通信基礎技術研究所様、大阪大学様、また文化体験や地域での交流に支援戴いた皆様に心より感謝申し上げます。

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