活動レポート

2019年度活動レポート(一般公募コース)第400号

マレーシアの高校生が先端電気電子技術を体験

足利大学からの報告

 令和元年12月3日から12月9日までの7日間、マレーシア・ペナン州から5つの高校(エスエムジェーケージッシン(SMJK Jit Sin)、エスエムジェーケーチュンリン(SMJK Chung Ling)、エスエムケーブキットメルタジャム(SMK Bukit Mertajam)、(エスエムケーバガンジャヤ(SMK Bagan Jaya))より10名の学生を招へいし、足利大学(栃木県・足利市)にて“歴史的学舎のある足利地区において、環境に配慮した工学を体験する”をテーマに先端的な電気電子技術体験プログラムを実施しました。

 本プログラムは、現地の日本語学校に通う日本留学に関心の高い優秀な高校生を招へいし、電気電子技術分野の第一線で活躍する研究者の指導を受けることにより、同分野に対する理解を深めることを目的としています。

開講式にて
<12月3日>

 夕刻、成田に到着。長時間フライトで若干疲れた様子の招へい者たちは、空港で夕食をとった後、バスで大学のある栃木県足利市へ移動しました。

<12月4日>

 開講式・オリエンテーションの後、荘司和男学長による電気電子技術全般に関する講義を受けました。

荘司学長による講義

 午後は、佐藤義久特任教授による、パワーエレクトロニクスに関するワークショップが行われました。招へい者は、パワーエレクトロニクスの講義を受けた後、講義で説明した整流回路の波形観測/オシロスコープの実験をしました。また、招へい者はCdsを明るさセンサーとしたLED点灯回路を制作し、トランジスタの動作原理を学びました。その後、懇親会(ウエルカムパーティ)において本学留学生との交流を深めました。

佐藤義久特任教授によるワークショップ
<12月5日>

 山下幸三講師による、環境計測に関するワークショップが行われました。招へい者は、環境計測の仕組みに関する講義、マイコンの扱い方の指導を受けた後、マイコンを用いた環境測定システムを製作、また雷観測システムを見学しました。

山下幸三講師によるワークショップ
<12月6日>

 横山和哉教授による、超伝導に関するワークショップが行われました。招へい者は、超伝導に関する講義を受けた後、超伝導磁石の強磁場実験、超伝導磁気浮上の体験をしました。その後、閉講式において修了証書が授与され、本学におけるプログラムは終了しました。

横山和哉教授によるワークショップ
<12月7日>

 ヒッポファミリークラブ会員の皆様とホームステイを実施。地域の日本人家族との交流を通じ日本・マレーシア相互の文化理解を深めました。

<12月8日>

 足利市内でのプログラムを終えた招へい者は東京へ出発。新宿のホテルにチェックインした後、科学未来館を見学しました。招へい者は最先端の科学技術を集めた展示物に高い関心を示し、特にASIMOのデモンストレーションを食い入るように見つめていました。

<12月9日>

 午前中は東京都庁を見学、庁舎展望デッキから見渡す都心の景色を食い入るように見つめていました。午後、成田へ移動、「(日本は)とても寒かったけれど、とても楽しかった!」との言葉を残し、マレーシアへ帰国しました。

 実施後のアンケートでは、ワークショップが非常に有意義であったとの意見が多くみられました。また、うち一人は2020年4月より日本への留学することがわかりました。

 最後に、本プログラムの実施にあたり、「さくらサイエンスプラン」、ホストファミリーを引き受けてくださったヒッポファミリークラブの皆様、各訪問先の皆様に心より感謝申し上げます。

pagetop