活動レポート

2019年度活動レポート(一般公募コース)第389号

先進的ものづくり分野における共同研究スタートアップ

長岡技術科学大学からの報告

 大学間の共同研究を推進することを目的に、ハノイ工科大学の優れた若手教員8名を本学に招き、共同研究のスタートアップを2019年12月2日から6日の5日間に長岡技術科学大学で行いました。さらに、機械関連企業への見学や、日本人学生との交流を通して、グローバルな教育を体験しました。

ハノイ工科大の若手教員のみなさま

 まず、本学学長への表敬訪問を行い、滞在期間のオリエンテーションを行いました。滞在中にはいくつかの交流企画がありますが、基本的には関連する分野における研究室にて、Lab Workと称した研究活動を実施します。Lab Workは、事前にハノイ工科大からの希望を反映して、①人工骨のラピッドプロトタイピング(大塚准教授)、②トライボロジー(田浦准教授)、③精密加工(磯部准教授)に分かれて、研究交流を実施しました。日本人学生による英語での研究説明や質疑応答では、国際会議とは違った貴重な経験ができたようです。

研究室でのディスカッション

 また、本学の教員と広く交流を行うため、12月3日(火)午後に研究室見学、およびハノイ工科大教員からの研究活動のプレゼンテーションをいただきました。ベトナムの特徴的な研究として、生産における工程設計や品質管理のソフトウェア開発や、精密加工機や三次元測定器の独自開発、また交通事故等により欠損した部位の人工骨のラピッドプロトタイピングなど、共同研究の可能性の高いテーマが潜在することに気づかされました。

研究交流プレゼンテーション

 本学は、ハノイ工科大よりツイニングプログラムを通した学生が毎年複数名編入しています。本学での修学や生活状況を母校の先生方へフィードバックするために、座談会を行いました。教え子達からベトナム語で本音が語られることで、彼らが本学で元気に活躍している状況を認識し、安心されたようです。

ハノイ工科大学OB・OGとの座談会

 長岡市に隣接する燕市は、精密加工の関連企業が多くあります。日本のものづくりの現状を理解していただくために、燕市にある金型製造業、旋削加工業、および精密板金業の3つの企業を見学し、日本のものづくりにおける高精度加工技術や生産管理について体験していただきました。また、製造業においては、ベトナムからの研修生が多くの企業におり、日本のものづくりの根幹をベトナムが支えていることを理解していただけたと思います。

燕市企業への見学

 最終日には、送別ランチ会および受講証の贈呈式を行いました。この日、長岡は今期の初降雪があり、数センチの積雪がありました。寒い中で初めての雪に触れて、銀世界での記念撮影を喜ぶとともに,次回は、桜の季節での来校を約束しました。

 滞在期間中、初日の晴天から最終日の降雪と気温の変化に体調を崩される方もおられましたが、参加者全員無事に母国に帰国されました。

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