活動レポート

2019年度活動レポート(一般公募コース)第388号

建築環境フィールド研修や都市防災の研修実績に基づく日本の最先端の技術・研究の実態把握

東京都市大学 環境学部 環境創生学科
リジャルH.B.さんからの報告

 2020年1月23日~30日の日程でネパール・トリブバン大学工学部から修士課程学生9名、教員1名を招へいし、プログラムを実施しました。

<1月23日>

 オリエンテーションを行い、本大学や環境創生学科を紹介し、図書館・演習室・研究室などを案内しました。

<1月24日>

 温熱環境、熱的快適性、環境調整行動に関する研究方法を学ぶため、東急不動産のオフィスビルで実測調査とアンケート調査を行いました。また、東急建設技術研究所を訪問し、建築・都市環境デザインに関する情報収集、省エネルギー改修技術、人工気候室、音響実験室、地震実験室などを見学しました。

省エネルギー改修した建物の説明
<1月25日>

 川崎民家園における日本各地の伝統的民家の技術を見学し、熱的快適性調査を行いました。

伝統的住宅の熱的快適性の調査風景
<1月26日>

 日本の科学技術と防災技術に関する情報収集を行うため、日本科学未来館と東京臨海広域防災公園を見学しました。また、伝統的建築や近代建築の技術を学ぶため、国立西洋美術館や東京スカイツリー、浅草の街並みを見学しました。

<1月27日>

 建築・都市環境に関する研究を実践的に学ぶため、東京大学生産技術研究所大岡研究室の人工気候室、サーマルマネキン、風洞実験室などを見学し、大岡研の学生達に研究発表してもらいました。また、大岡龍三教授は東京大学「理想の教育棟」の地中熱、日射遮蔽、日射利用など環境配慮技術について説明して下さいました。

風洞実験室で25m/sの強風を体験している様子
<1月28日>

 宿谷昌則本学名誉教授による建築環境のバイオクライマトロジーに関する講義を受け、建築環境システムについて理解しました。また、調査したデータの入力・整理を行い、熱的快適性の分析方法を学び、発表資料を作成しました。

実測データを入力・整理する参加者達
<1月29日>

 参加学生全員が研修成果を発表しました。また、本学に所属する加用現空准教授と9名の学生も研究成果を発表しました。夕方には閉会式が行われ、吉崎真司副学長から修了証が授与されました。その後は懇親会が開かれ、参加者がネパールの民族衣装を着て、歌やダンスも披露しました。

<1月30日>

 三木学長を訪問して本研修で感じたことを報告し、今後の大学院進学や教員交流について意見交換を行いました。また、本学機械システム工学科の永野秀明准教授の研究や研究設備を紹介し、参加者の熱画像も撮影してもらいました。さらに、本大学建築学科の製図室を見学し、模型・図面を作成している学生達と交流を深めました。

三木学長との記念写真
参加者の熱画像

 今後、100ページ程度の成果物をまとめて公開する予定です。これは参加者達にとって良い経験になるだけでなく、日本で学んだことを多くの人々に情報発信することにもなります。研修生は本プログラムを非常に満足しており、協力頂いた方々に大変感謝しています。

pagetop