2019年度 活動レポート 第368号:東京農工大学

2019年度活動レポート(一般公募コース)第368号

持続可能社会実現のための環境問題を解決する最先端技術の体験

東京農工大学からの報告

さくらサイエンスプログラムにより、令和2年1月26日~2月1日の1週間、マレーシア工科大学から大学院生6名、引率教員1名の計7名を東京農工大学大学院工学研究院に受け入れ、①送り出し機関と受入れ機関との技術交流と連携 ②送り出し機関の企業・社会見学による人材育成 の2つのプログラムを実施しました。

1月26日正午過ぎ、羽田空港に到着した一行を出迎え、電車で渋谷区幡ヶ谷のホテルに向かいました。18時頃、ホテルに到着しました。

27日と28日は、受入れ機関の化学システム工学科の各研究室と研究発表会、見学、実験体験を通して技術交流を行いました。27日の午前中は、招へい者の研究発表を行いました。午後、化学システム工学科の寺田・利谷研究室の研究紹介および研究室見学を行いました。夕方、教員と日本人の学生たちを交えた交流会と懇親会を開催しました。

寺田・利谷研究室の実験装置(メンブレンリアクター)に関する解説を受けている様子

28日午前中、東京農工大学科学博物館を見学しました。繊維機械展示室にて、1968年製の織機ニッサンジェットルームが実際に稼働しているところを見ることが出来ました。午後、徳山研究室の研究紹介を行い、次いで同研究室にて機能性高分子材料の作製実験を行いました。最後に、伏見研究室の研究発表と研究室見学を行いました。

徳山研究室にて機能性高分子材料の作製実験をしている様子

29日から31日は、企業・社会見学を行い、日本における環境・化学分野の技術を学習しました。また、日本文化への理解を深め、両国の友好関係を強化しました。29日は東亞合成株式会社に赴き工場見学を行いました。川崎工場では塩ビ紙袋充填設備、管制室、ATBS製造設備、塩ビ製造設備の順で見学しました。管制室からの遠隔監視・操作により現場作業が削減されていました。横浜工場では原塩タンクや原塩の受入設備を中心に見学し、電解槽の様子を動画で学習しました。

東亞合成 横浜工場にて

30日午前中、国の史跡に指定されている小田原城を観光しました。午後、花王株式会社小田原工場に赴き、化粧品工場を見学しました。同工場のスキンケア商品の包装、パック詰めなどの製造過程を知りました。

小田原城前にて記念写真

31日は中野水再生センター施設を見学しました。前半は座学にて以下に示す下水道の役割を知りました。役割は、快適な生活環境の確保、公共水域の水質保全、浸水からの街の保護、下水道が持つ資源・エネルギーの有効利用、および下水道施設の多目的利用です。後半は、水処理施設を見学しました。反応槽にて微生物の入った泥(活性汚泥)を含む下水に空気が送り込まれている様子が観察できました。第二沈殿池にて活性汚泥を分離した後の処理水は、透明できれいになっていることがわかりました。

中野水再生センターにて、第二沈澱池から採取した処理水を見ている様子

2月1日午前1時発の便で帰路に着かれました。