活動レポート

2019年度活動レポート(一般公募コース)第352号

アジアの若者がライフイノベーションと未来型医療の最先端研究を学ぶ

東北多文化アカデミーからの報告

 2019年11月24日、5つの国と地域(韓国、ベトナム、インドネシア、バングラデシュ、台湾)から、12名の学生たちが仙台に続々と入国するところからこのプログラムは始まりました。成田と仙台からの入国が全員完了したのは夜の7時半。晩秋の仙台の寒さは、温暖な地域から来た学生を少なからず驚かせたようです。

到着後、初めて会った仲間たちとホテルロビーでくつろぐ参加者たち

 11月25日、東北大学医学部での開講式。医学部研究科長をはじめ、多くの先生方の歓迎の挨拶があり、それに引き続き、大学院の紹介やさくらサイエンスがきっかけとなって東北大学でPhDを取得した先輩の話などもありました。緊張しながらも招へいした学生たちはそれぞれに大いに刺激を受けたようでした。

開講式後の記念写真

 午後は、東北メディカル・メガバンク機構の見学、道北大学クリニカル・スキルスラボでの体験実習などがあり、自国とは異なる教育プログラムや装置に目を輝かせている学生たちの様子が印象的でした。

器官挿入の実習に熱心に取り組む参加者たち

 11月26日からは、各参加者が希望した受け入れ部局にそれぞれ配属となり、自国での研究を発表したり、研究室の大学院生や教官の指導を受けたりしながら、日本での短い「研究生活」をスタートさせました。ある学生たちは救急医療の現場を垣間見させてもらい、ある学生たちは、未来の大学院への入学を見据えて大学院生や教授とのディスカッションに取り組んでいましたた。

 25日、26日の夜は、一日のプログラムを終えた後に、医学系研究科の留学生が三々五々ホテルに学生たちを迎えに来てくれて、夜の仙台の街に繰り出していく場面もありました。そういうさりげないサポートも、招へい学生たちの心を温めてくれていたと思います。今年度新しく加わった生命科学研究科での受け入れも大変スムーズで、学生たちはそれぞれ本国での研究を発表する機会を与えてもらい、教員や大学院生との活発な質疑の中で、いろいろな学びを得たようでした。

 プログラム6日目、11月29日は、医学系研究科において修了発表会が行われました。正味5日間という大変短いプログラムではありましたが、学生たちは工夫をこらして、今回の発表の成果を要領よくまとめて発表していました。それぞれの課題をきちんととらえ、実験などのデータも含めながら、そして、ちょうど折よく出会うことのできた紅葉の写真もふんだんに取り入れての、楽しくも、また実り多いプログラムだったことが本当によく伝わるレベルの高い発表でした。

修了発表に臨む参加者たち

 指導にあたった先生方も、とても満足されていた様子でした。その日の午後は、プログラム唯一のエクスカーションで、日本三景である松島に向かいました。ちょうど秋のうららかな陽が静かな海に映って、プログラムの締めくくりに相応しい美しい旅となりました。東京出発組は、その日のうちに東京に向かわなければならず、6日間ともに過ごした仲間たちと別れを惜しみながら、プログラムを終えました。

発表会後、先輩留学生たちとの集合写真
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