活動レポート

2019年度活動レポート(一般公募コース)第342号

マレーシアKGI高校生との科学技術交流プログラム

東京都立戸山高等学校からの報告

 2020年1月28日から2月3日に、マレーシアのKolej Genius Insan(KGI)から8名の生徒と2名の先生が戸山高等学校に来校しました。KGIはマレーシアでも2校しかないギフティッド教育(個々がもつ才能を最大限伸ばすことを目的とした教育)の学校です。生徒は全員日本に来るのが初めてで、今回の訪問をとても楽しみにしてくれていました。

<1日目>

 羽田空港に到着した後、羽田空港や東京タワーを視察しました。

<2日目>

 午前中は、戸山高校にて本校の生徒と一緒に物理や地学の授業を受けました。お互いに英語ともっている知識を駆使して助け合いながら実験・観察を行いました。

物理実験の様子

 午後は東京大学本郷キャンパスにてキャンパスツアーを行いました。東京大学の大学院生による案内はとても詳細で、マレーシアの生徒の中には将来日本で勉強したいという気持ちをもった人もいたようでした。

東大訪問の様子
<3日目>

 午前中は日本科学未来館を訪問しました。最先端の技術に驚いていた生徒もいたようでした。午後は本校のSuper Science (SS)クラスの地学コースと化学コースに参加しました。SSクラスの生徒と本校の生徒は、一緒に実験を行ったり、先生の指示を必死に翻訳したりしながら、協力して学ぶことができました。

化学実験の様子
<4日目>

 午前中は国立博物館、午後は国立科学博物館を訪れ、日本の文化や歴史、科学の発展について学びました。マレーシアとの違いについて一生懸命学ぶ様子が見られました。

<5日目>

 地学の教員の引率のもと、三浦半島の城ヶ島にてフィールドワークを行いました。このフィールドワークは本校の生徒も毎年行っているもので、地学の面白さを体感することができ、初めて見る岩石海岸の崖や磯はとても新鮮だったようです。

城ヶ島フィールドワークの様子
<6日目>

 本校Super Science High school (SSH)の研究成果発表会であるToyama Science Symposium(TSS)にて、ポスター発表と口頭発表を行いました。日本とマレーシアの研究方法の違いを学ぶことができた様子でした。また、日本の研究者や教員からたくさんのフィードバックをもらえたことで、自分の研究を見直す機会となったようです。

 TSSの終了後は、戸山高校の生徒主催でお別れ会を行いました。マレーシアの先生からのスピーチの後、マレーシアの生徒による伝統的なゲームの紹介があり、みんなでゲームを楽しみました。また、戸山高校の生徒からも手を使って遊べるゲームを紹介したところ、マレーシアの生徒たちにとても気に入ってもらえたようでした。また、夕食は戸山高校の教員と一緒に、戸山高校の同窓会が管理しているレストランでハラル料理を楽しみました。

Farewell Partyの様子

 この訪問は、マレーシアと日本の高校生の両者にとってとても実りあるものとなりました。国際社会への貢献を意識して研究を行う研究者育成のためには、今後も国際的な交流の場を意識的に設定し続けることが重要となります。今回の交流を通して、その「場」の維持と開拓を行うことができました。

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