活動レポート

2019年度活動レポート(一般公募コース)第340号

医薬品分野を中心とした、産学官連携によるインド・アンドラプラデシュ州との交流促進

富山県総合政策局国際課からの報告

1.概要

 令和元年11月24日(日)~11月30日(土)の7日間、富山県と協力・交流に関する覚書を締結しているインド・アンドラプラデシュ州にあるアンドラ大学、アチャラ・ナガージュナ大学、シュリ・パドマヴァティ・マヒラ大学から、薬学部の15名の学生と3名の教員が富山県に来県し、富山大学での講義や実習、研究室見学、県内企業の訪問などのプログラムに参加しました。

2.プログラムの内容
<11月25日(月)>

 午前中、富山県庁で総合政策局長を表敬訪問しました。午後は富山県産業技術研究開発センター生活工学研究所を訪問し、ヘルスケア関連製品の開発支援体制などについて学習しました。学生たちは、最新の設備に大変興味を持った様子で、担当者に多くの質問をしていました。

富山県産業技術研究開発センター生活工学研究所視察
<11月26日(火)>

 午前中は富山県薬事総合研究開発センターを訪問し、製剤開発や創薬研究の支援を行うラボ等を視察しました。センターの研究者と各大学による発表も行われ、お互いの研究について理解を深めました。

 午後は富山県の製薬企業を訪問し、会社説明を受けた後、工場の製造設備や物流システムを視察しました。

富山県薬事総合研究開発センターラボの視察
<11月27日(水)>

 午前中は富山大学工学部(五福キャンパス)を訪問しました。生命工学コースや、再生医療工学講座等の研究内容について講義を受け、その後、同コースの研究室を見学しました。

 午後は富山大学薬学部(杉谷キャンパス)を訪問し、薬学部の概要について説明を受けた後、薬物生理学や製剤設計学の実習を行いました。

 また、平成29年度のさくらサイエンスプランで来県した学生のうち1名が、現在は富山大学大学院に県費留学生として在学しており、自身の留学体験や現在取り組んでいる研究などについてプレゼンしました。

富山大学薬学部での実習の様子

 夜は大学生協で懇親会を実施しました。双方の学生と教授ら総勢約65名が参加し、親睦を深めました。インドの舞踊などのパフォーマンスも行われました。

<11月28日(木)>

 午前中は「薬種商の館 金岡邸」を訪問し、300年の歴史をもつ富山の売薬業について学習しました。午後は富山県を代表する鋳物メーカーである(株)能作を訪問し、工場見学と鋳物製作体験を行いました。

(株)能作での鋳物製作体験
<11月29日(金)>

 富山県を代表する観光地である立山を視察しました。学生らは生まれて初めて見る雪に大変感激していた様子でした。

立山の視察の様子
3.来日した学生からの感想

◆日本の先進的な技術や興味深い研究に関する知識を得ることができ、充実した研修だった。富山大学大学院に志願するのを楽しみにしている。

◆経済的な理由で研究を続けることをためらっていたが、このプログラムによって富山に県費留学生として留学するというキャリアを知ることができ、勇気づけられた。

◆日本の文化と富山の美しい風景を楽しむことができた。また富山に来て、富山大学で学びたい。

4.今後の展望等

 参加した多数の学生から、富山県で留学や就職をしたいという感想をいただくことができ、将来における本県への留学や就職の機運醸成に寄与する具体的な成果が得られました。

 本県は、令和2年度に、アンドラプラデシュ州から2人目となる県費留学生の募集及び受入れを行う予定であり、引き続き、同州からの優秀な人材の受入れに努めてまいりたいと考えています。

pagetop