活動レポート

2019年度活動レポート(一般公募コース)第275号

University of Delhi, University of Rajshahi およびNanyang Technological Universityの教員・学生招へい

九州工業大学大学院情報工学研究院物理情報工学研究系
福間 康裕さんからの報告

 九州工業大学は、令和元年11月19日から11月28日までの10日間にわたり、さくらサイエンス科学技術研修コースにより、University of Delhi(大学院生4名)、University of Rajshahi(教員1名、大学院生3名、学部生1名)、Nanyang Technological University(教員1名、研究員1名、大学院生2名)の合計13名を招へいしました。

 本学はインドのUniversity of DelhiおよびバングラディシュのUniversity of Rajshahiとの大学間協定、本学情報工学部はシンガポールのNanyang Technological University-National Institute of Education と部局間協定を締結し、学術研究および教育交流を実施しています。このために、研究環境・手法のみならず互いの文化や価値観の違いを理解することを目的にさくらサイエンスプログラムを行いました。

研究室にて

 本さくらサイエンスプログラムの特徴は、最先端のデバイス研究環境を活用して薄膜作製からデバイス特性評価までの一貫した実習を行っている点です。アジア諸国において、経済発展と共に科学技術は進展しているものの最先端のデバイス作製技術および評価技術を有する研究機関は極めて限られています。日本の恵まれた研究環境とものづくりを体験することで、海外から優秀な若手人材の流入が期待されます。

 具体的な研修内容は、(1)参加者の研究内容紹介、(2)クリーンルーム内での微細加工実習、(3)加工した試料の電気・磁気的特性計測実習、(4)最終報告会を中心として、受け入れ側日本人学生と海外招へい者が主体的な活動を通して互いの意思疎通を積極的に図るようにしました。

11月19日 午前:バングラディシュからの招へい者が福岡空港に到着、飯塚キャンパスに移動
午後:インドおよびシンガポールからの招へい者が福岡空港に到着、飯塚キャンパスに移動
11月20日 午前:オリエンテーション
午後:参加者から自己および研究内容の紹介、懇親会
11月21日 午前:磁性体薄膜作製の実習
午後:磁性体薄膜作製の実習
11月22日 午前:九州工業大学の飯塚キャンパスから若松キャンパスへと移動
午後:生命体工学研究科(若松キャンパス)にて研究紹介・議論
11月23日 午前:北九州市立いのちのたび博物館の見学
午後:小倉城を見学およびその周辺を散策
11月24日 自由行動
11月25日 午前:クリーンルームにてデバイス作製の実習
午後:クリーンルームにてデバイス作製の実習
11月26日 午前:作製した試料の電気・磁気的特性評価
午後:作製した試料の電気・磁気的特性評価
11月27日 午前:最終報告会の準備
午後:さくらサイエンスに関する最終報告会
11月30日 午前:飯塚から福岡空港に移動
午後:福岡空港から帰国
薄膜作製実習
クリーンルーム内での微細加工実習
報告会

 学生同士は日常、教育研究、文化・慣習、観光など多岐にわたり幅広い交流を行いました。短い期間ではありましたが、海外招へい者は先端実験機器を実際に取り扱い、試料作製から特性評価までの技術研究を行いました。今後の共同研究への積極的な議論も行うことができ、本さくらサイエンスプログラムは受け入れ・送り出し研究機関の双方に有益な活動を実施することができました。

いのちのたび博物館にて
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