活動レポート

2019年度活動レポート(一般公募コース)第259号

省エネルギー・低環境負荷プロセスによる新規環境ナノ材料の開発

名古屋工業大学からの報告

 名古屋工業大学では、2019年10月20日から10月27日にかけて、「さくらサイエンスプラン」の支援を受けて、マレーシア、ベトナム、ラオスの大学生・大学院生を計10名、教員2名を、招へいしました。

 環境材料である酸化チタンとナノセルロースの複合材料の作製し、光触媒材料としての応用実験を実施しました。本プログラムは、本田光裕助教、岩尾憲三プロジェクト教授が担当し、本研究室の修士および博士課程の学生がアシスタントとして参加しました。

<1日目>

 プログラム初日、アシスタント学生が、中部国際空港に到着したマレーシア、ベトナム、ラオスの大学生・大学院生・教員(計12名)のお出迎えを行い、無事到着を確認しました。その後、ホテルに荷物を置き、日本の環境に慣れてもらうため、ホテルから本学への経路を確認するとともに街を散策し、昼食をとり、周辺施設の案内を行いました。

空港に無事到着
<2日目>

 先ず、実施主担当者(本田)が、本プロジェクトの目的や実施内容についてブリーフィングを行いました。午後には、プログラム担当者と教員がそれぞれ自身の研究についての発表を行い、意見交換を行いました。

ブリーフィング
<3、4、5日目>

 本学研究室の修士・博士課程のアシスタント学生が、招へい学生と教員に対して英語で実験内容の説明や装置の使い方等を説明し、実験のデモンストレーションを行いました。その後、招へい学生自身が実際に手を動かして、酸化チタン・ナノセルロースファイバー複合材料の合成実験、光学特性評価や微細構造観察といった材料分析、光触媒効果の確認実験を行いました。吸光度計及び走査型電子顕微鏡の原理や測定結果の読み取り方や結果が示す意味を学びました。アシスタント学生の指導の元で実験データの解析技術を学び、これまで得られたデータをまとめて6日目のプレゼンの準備を行いました。

実験のデモンストレーション
<6日目>

 招へい学生が、本学で行った実験結果や学んだことについて発表会を行いました。各自の研究における環境材料の斬新な使い方など創造性溢れる発表もあり、今後の共同研究に繋がる有意義な議論が行われました。発表会後には、本学の学部生・大学院生や教員が参加して懇親会を開催し、各国の文化や歴史などについて話し、異文化交流を通して親交を深めることができました。最後に、本田 光裕 助教から招へい者全員に修了書とバッジが手渡されました。

招へい学生の発表会
<7日目>

 名古屋市科学館とリニア鉄道館を見学し、世界トップクラスの安全性を誇る日本の鉄道網とシステムを学ぶなど見識を広げました。

リニア・鉄道館見学

 非常に短い期間でしたが、ディスカッションや実験を通して、環境材料であるセルロースに関する研究テーマについて、コンセンサスを得ることができました。また、名古屋工業大学と招へい大学(UTM, UHTM, VNU, NUOL)間における将来的な共同研究のための協力関係を確認することができ、"Applied Nanotechnology Consortium"の設立に繋がりました。

 このような貴重な機会を提供していただいた「さくらサイエンスプラン」に心より御礼申し上げます。

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