活動レポート

2019年度活動レポート(一般公募コース)第255号

AI技術に関する日中学術交流

東京工科大学工学部
佘 錦華さんからの報告

 かつてないスピードで進化し続けている人工知能(AI)の応用分野を広げ、その研究の先進性と優位性を保つため、東京工科大学は、全学部が参加する「人工知能(AI)研究会」を起ち上げました。これを背景として、2019年10月24日~30日の間さくらサイエンスプランの支援を受け、中国地質大学(武漢)自動化学院知能システム研究所の教員2名、大学生と大学院生18名(内9名は自己資金招へい者)を本学に招待し、AI技術を中心に交流を行いました。

 工学部で開発された宇宙、陸上および海洋用ロボットについて、参加者に対して、講演と実演を行いながら紹介し、また、工学部の知能材料、ロボットモーション、サイバネティクスや先進メカトロニクスなどの研究室を見学して幅広い分野におけるAI活用研究に触れさせました。東京工科大の研究レベルの高さにみな驚いていました。

知能材料研究室(三田研)見学の様子

 また、コンピュータサイエンス学部のAI研究の理論と応用に関して、思考と言語について、講義によりその研究の背景と現状などを理解した上で情報セキュリティ、感性・言語コンピューティング、音声コミュニケーション、人工知能・機械学習などの研究室を見学しました。スマートブロックチェーンの実現と応用、自動運転、感情の自動分析、および深層学習による雰囲気の理解と説明文・対話文の生成に関する成果に触れることができました。

 特に、外部講師として、Pan-Asian Association for Agent-based Approach in Social Systems Sciences会長の寺野 隆雄先生(東京工業大学名誉教授、千葉商科大学教授)にAIを使ったAgent-Based Modelingの最新話題をご提供いただき、国際政治経済を専門に研究している中央大学渡辺 俊彦名誉教授に農業という切り口からグローバル環境下の日本と世界についてご講演いただきました。

 八王子市には中小企業が多くあり、様々な分野で頑張っています。産学共同研究と技術革新を学ぶために実施した八王子駅前にある地元菊池製作所の東京オフィス見学では、先端技術インキュベーターの取り組み方に感動し、開発中の試作品を楽しく試していました。

菊池製作所東京オフィス見学の様子

 また、皆さんは、週末を利用し日本科学未来館を見学及び都内を散策するなど、文化の面からも東京を満喫しました。

 帰国直前のアンケート調査では、みな口を揃えて、「ぜひまた日本で勉強・研究をしたい」という感想を寄せ、夢を含ませて帰国しました。

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