活動レポート

2019年度活動レポート(一般公募コース)第229号

インドネシアの高校生が情報サービスのためのアプリケーションの作成技術を学ぶ

九州工業大学からの報告

 九州工業大学大学院情報工学研究院では、インドネシアにあるインターナショナルスクールであるSekolah Global Indo-Asiaの高校生10名を招へいして1週間のプログラムを実施しました。Sekolahはインドネシア語でSchoolを意味します。この学校は小学校から高校までをカバーしており、ケンブリッジ大学と連携したカリキュラムもあり、卒業生は英国、米国など英語圏の大学に進学することもあります。

 今回の受入は本学のSurbhi Guputa特別助教と先方のAmit Badola先生がともにインド人でインドにいたときに知り合いであったために、企画がなされ実施されました。

Surbhi先生の研究室訪問

 本提案の目的は、インドネシアの高校生が、webアプリやスマホアプリなど、情報サービスを提供できるアプリケーションの作成技術を情報工学部の学生から学び、インドネシアに帰国した後でもプログラムの作成を通じて、起業や日本人学生との共同作業ができるようにすることです。

 情報技術は他の技術と違って、PCがあれば自分で学習することができ、アプリケーションやサービスなどで社会にインパクトを与えることができます。他の技術は、高価な設備がないと実現できないということは多いにあります。そこで、今回のプログラムでも自分で学習する方法を学ぶことに主眼を置きました。具体的なアプリケーションの作り方だけを教えるのはとても簡単ですが、自分が作りたいアプリケーションは作れなくなる恐れがあり、それを避けるためです。

プログラミングの自己学習

 具体的には、ナノブロックを使った作品作り、グラフィカルな作品を作り出すプログラミング環境Processingを使った作品作り、そしてLINEでメッセージを送ると自動的に返事が返ってくるbotの紹介を行いました。ナノブロックでは空間把握能力を高めることを期待しています。自分が思い描く作品をキチンと実現するためにはかなりの手間がかかります。次にProcessingでは、チュートリアルビデオやリファレンス、例題などwebページから得られる情報だけで、自分で学習して作品を作り出すことができることを紹介しました。さらにLINE botではprogateでJavascriptを自分で学ぶことができることを確認した後に、例題としてサービスとデプロイするところまで紹介しました。

ナノブロックに挑戦

 その他、私立飯塚高校と福岡県立嘉穂高校を訪問して、日本の高校生とも交流を深めました。また日本のお寺や神社、福岡市科学館などを訪問して、日本の文化や科学技術についても学習をしていただきました。

福岡市科学館で無重力体験

 高校生には、「今回はこちらがプレゼントしたが、次はプレゼントを返して欲しい。それは10年後でもいいし日本でなくても構わないから」と説明しました。今後もアジアの発展に尽くしていきたいと思います。

送別会での集合写真
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