活動レポート

2019年度活動レポート(一般公募コース)第203号

「未来の都市はどうあるべきか」をテーマに
私たちの向き合うべきグローバルイシューについて各観点から考える。

横浜国立大学からの報告

 2019年12月2日から8日までの約1週間、横浜国立大学国際戦略推進機構は「さくらサイエンスプラン」の支援により、本学と大学間協定を結んでいる新モンゴル工科大学と同系列である、新モンゴル学校(モンゴル国)から、高校生10人と教員1名を受け入れました。

■模擬講義の受講

 参加者は「これからの都市はどうあるべきか」をテーマに、分野の最先端の研究を担う本学教授陣が担当する6つの特別講義を受講し、様々な視点から都市科学についての知見を得ました。また、講義と共に本学施設を使用した実験や実習を体験し、都市科学技術についても学びました。

講義受講の様子(中村文彦教授)
「みんなを幸せにする都市交通とまちづくり」
講義受講の様子(田村洋准教授)
「土木数学・構造力学」
■科学館見学

 参加者は、休日を利用して「TEPIA先端技術館」と「日本科学未来館」を見学し、日本の最先端の科学技術に広く触れながら、施設内の展示物を熱心に体験したり見学したりしていました。また、移動中のバス車窓から、近代都市・東京を見学し、日本の街並みや人々そして文化への理解を深めました。

日本科学未来館にて
■文化交流

 参加者は、来校初日に開催されたwelcome party に参加して、日本料理を楽しみながら現在本学に留学中の全モンゴル人留学生(新モンゴル学校卒業生を含む)とYCCS学部英語プログラムの留学生等と交流しました。本学の留学生達の日本での生活や勉強について具体的に紹介され、興味深そうに聞いている姿が見られました。また、現実的に日本留学を目指す参加者は、奨学金や学費などの相談をしてアドバイスも受けていました。

 プログラム2日目の都市基盤学科の学生ワークショップでは、参加者は都市科学部及び都市イノベーション学府の学生13名とのディスカッションを行いました。アニメなどの日本文化や日本食などの話では笑顔で話す一方で、大学、専門分野の先生方および都市基盤学科の特色や学べる専門的な内容については、熱心な顔つきでノートを広げてメモを取る姿が見られました。

学生ワークショップ(都市基盤)の様子

 プログラム最終日の研修発表会では、参加者は新モンゴル学校の日本式教育についての紹介をした後、4グループに分かれ本研修で学んだことを模造紙にまとめて詳しく発表しました。最後に、プログラム中2講義を担当した都市イノベーション研究院の田村洋准教授から技術的な講評を受けた後、学長補佐(国際)の椛島洋美教授から修了書が一人一人に授与されました。

最終日の集合写真
■参加者の声
  • また日本を訪れたい、日本語と日本文化をもっと勉強したい。
  • 横浜国立大学の講議内容は難しい所も沢山あったが、とても興味深く勉強になった。
  • 横浜国立大学で学ぶモンゴル人の複数の先輩から、自分の興味のある分野の最先端で実践的な講義を受けられることを聞き今よりもっと留学に興味が増した。

 今年選抜された日本語及び英語能力に長けた参加者達の多くが海外留学を希望しており、本学でのプログラム中に、積極的に教職員や学生に、留学するにあたり知りたい質問を予めまとめていました。実際の模擬講義の中で、首都ウランバートルで生活する中で見える都市の問題を具体的にイメージして受講できた様子で、最終日の研修発表会では、自分の考えも含めて学びを説明できました。少ない日数ではありましたが、参加者達は、本学での模擬講義等の体験や本学学生との交流等によって自分自身の希望する留学のイメージをしっかり掴んでいたようでした。

 また、学生ワークショップ(都市基盤)に参加した本学都市科学部1年の日本人学生からは、「将来、日本で橋に関わる仕事を希望して最先端の研究者の指導を受けられる横浜国立大学に入学したが、今日のワークショップに参加して、発展めざましいモンゴルのインフラの様子を聞いて新興国にも興味が沸いた。」との声も聞かれ、モンゴルの高校生の話に大きな影響を受けた様子でした。その他にも、開発コンサルタントを目指して現在修士課程で学ぶ日本人学生は、モンゴルの新空港およびそこから続く都市までの道路の様子についての話題の間、とても興味深そうに聞きながら高校生の話にメモを取る姿も見られました。流暢な日本語と英語で母国の首都ウランバートルの様子について詳細を説明するモンゴルの高校生の様子と話の内容に、参加した本学学生も多くの学びがあったようです。

 最後に、今年も本学および新モンゴル学校の双方にとって有益な交流プログラムを実施するにあたり、多大なご支援を賜りました「さくらサイエンスプラン」に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

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