活動レポート

2019年度活動レポート(一般公募コース)第166号

インドネシアの教員・大学院生がカーボンナノチューブ複合電極と生物電気化学計測を学ぶ

佐賀大学理工学部冨永研究室からの報告

 2019年10月22日から10月31日の10日間、インドネシアのスリビジャヤ大学の教員のLia Cundari先生、Muhammad Fiji Firdaus先生ならびに、スラバヤ工科大学の大学院学生のFirman Ardyansyahさん、Muhammad Yudha Syahputraさんの4名が、佐賀大学理工学部機能物質化学科 生物電気化学研究室(冨永昌人 教授)において科学技術研修等を行いました。また、日本文化の視察や佐賀市のバイオマス産業への取組についても学びました。

 日程は下記の通りです。

活動内容
1日目 入国、大学到着、書類作成
2日目 日程打合せ、研修内容の説明と実験準備(試薬溶液準備、装置説明)
3-4日目 研修活動(カーボンナノチューブ(SWCNT)複合電極の合成、金ナノ粒子修飾ナノカーボン電極の作製と電気化学測定)
5日目 熊本市街、熊本城、水前寺成趣園の視察
6日目 研修活動(SWCNT複合電極を用いた微生物燃料電池作製と評価)
7日目 研修活動(金ナノ粒子修飾ナノカーボンを用いた生体内重要物質のセンシング)
8日目 佐賀市エコプラザ(ゴミ焼却・リサイクル場)視察、佐賀城本丸歴史館の視察
9日目 研修活動成果発表会、日本人学生による研究紹介、修了証書授与式、フェアウエルパーティー、帰国準備
10日目 帰国
【科学技術研修】

 カーボンナノチューブ複合電極の作製法を修得しました。また、金ナノ粒子を修飾したナノカーボン電極を用いて、尿酸、アスコルビン酸、ドーパミンを検出するセンサの作製を行いました。また、ナノカーボン修飾電極を用いた微生物燃料電池の作製とその評価を行いました。

カーボンナノチューブ複合電極の作製後に

 プログラム最終日には、4名の招聘学生は、母国大学での研究紹介と本プログラムで得られた研究成果について、各30分程度の英語でのプレゼンテーションをしました。日本人学部生・大学院生も、10分程度で各自の研究を英語で紹介しました。

修了式後の集合写真
【体験プログラム】

 2019年10月26日(土)、熊本市街を訪ねて、2016年4月の熊本地震で被害を受けた修復中の熊本城や水前寺成趣園などを視察しました。10月29日(火)、佐賀市エコプラザを視察して佐賀のバイオマス産業都市への取組についても理解してもらいました。また、佐賀城本丸歴史館を視察して日本と佐賀県の歴史について理解を深めてもらいました。

佐賀城本丸歴史館にて
【日本人大学院生の感想】

 本プログラムを支援してくださった大学院生からの感想です。

KKさん:今回のプログラムでは主に2人の学生に実験のレクチャーを行いました。留学生に実験を教えることで、自分自身も学ぶことが多く、お互いに勉強になるとても良い機会だったと思います。また、留学生と英語でコミュニケーションをとることで語学力が少し向上したと思います。

ATさん:今回のプログラムでは主に2名の先生を担当しました。インドネシアの方とコミュニケーションをとっていくうちに実験のノウハウや他分野の研究、異文化の考え方などを互いに知ることができ、大きく成長できたと思います。普段の生活では味わうことのない素晴らしい体験でした。

【最後に】

 帰国前日に修了証書の授与式を執り行いました。送別会は、「たこやき」パーティーを行い、お互いの友情を深めました。

 最後に、本プログラムを実施するにあたり、ご協力いただきました本学の事務職員の皆様ならびに多大な貢献をしていただいた本学の学生皆さんに心から感謝いたします。ご支援をいただきました科学技術振興機構のさくらサイエンスプランに深く感謝いたします。

佐賀城本丸歴史館での寄せ書き
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