活動レポート

2019年度活動レポート(一般公募コース)第155号

昨年度に引き続きインド・チトカラ大学から10名の学生を日本に迎えて共同研究プログラムを実施

理工学部建築学科
教授 岩岡竜夫さんからの報告

 東京理科大学理工学部建築学科岩岡研究室では、2019年10月10日から19日までの10日間、インド・パンジャブ州にあるチトカラ大学の3年生10名を昨年度に引き続き招へいし、インドより同行した同大学の2名の教員と、大野隆司元教授(本学出身者で現足利大学准教授)の引率のもとで、日本における水資源遺産を中心とする建築景観の視察と、彼らがすでにインドで実測調査を終えているジュンジュヌ市の階段井戸に関して、日本人学生(理科大3年生)との合同ワークショップを実施しました。

 初日の午後に全体ガイダンスを行なった後、キャンパス内の「なるほど科学体験館」を訪れました。翌2日目からインドの学生と理科大3年生との共同で、デリーから車で3時間のジュンジュヌ市内に現存する3つの階段井戸について、実測データをもとに1/100の模型の製作に取りかかりました。また、滞在最終日の18日(金)に学内で予定している日印国際シンポジウムの広報活動として、東武野田線運河駅内の利根運河ギャラリーにて、インドの階段井戸のポスター展示をおこないました。

運河駅での展示作業

 3日目の12日(土)は、大型台風の影響で、インドの学生と教員らは当初の予定を変更して宿泊先のセミナーハウス内での待機を余儀なくされました。なお当時は地震も発生しており、彼らは生まれて初めての経験を重ねて味わうことになりました。

 快晴となった4日目は、午前中の東京都内の建物視察のあと、静岡県三島市へ専用バスで移動し、市内の三嶋大社近くのホテルに宿泊しました。

都内の現代建築を視察

 翌5日目、2018年に世界水システム遺産として登録された、富士山の湧水によって三島市内に整備された水辺散策路の現状を視察しました。彼らは湧水の美しさに魅了されていたようです。かつてゴミ溜めと化した河川をどのような方法で清流として蘇らせたかについて、その活動の中心人物であるNPO法人のグラウンドワーク理事の渡辺豊博先生から貴重なお話を聞きました。

三島市内の湧水路を散策

 6日目には専用バスにて大学へ戻り、7日目と8日目の2日間で、階段井戸の調査研究の成果発表に向けて準備し、9日目(18日)の午前中には、パネルと模型を使ったプレゼンテーションを実施しました。また同日午後は、国内外の専門家らを交えて、日印の水環境遺産に関する国際シンポジウムに参加し、終了後は学内にて関係者らと懇親会兼送別会をおこないました。

階段井戸の模型を製作
共同研究の最終プレゼンテーション
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