活動レポート

2019年度活動レポート(一般公募コース)第149号

インドネシア、中国の学生がエネルギー・環境問題に対する取り組みを学ぶ

東京理科大学からの報告

 2019年8月3日~8月9日までの7日間、さくらサイエンスプラン(Aコース)の支援により、インドネシアイスラム大学から6名、中国・広西大学から6名の大学院生と引率教員が東京理科大学神楽坂キャンパスに滞在し、本学での研究体験を中心とした交流を行いました。

東京理科大学にて

 テーマはエネルギー・環境問題に対する取り組み、特に窓ガラスなどに使われる透明太陽電池の研究動向についての体験です。インドネシアグループは8月3日の早朝に到着してそのまま研究室に向かい、中国グループは同日夜の到着でした。2日目からは全員が同一行動です。

 受け入れ研究室はナノテクを用いた太陽電池の研究をしている趙新為教授の研究室です。同研究室の関蘇軍助教も中国出身のため、外国人の受け入れはとてもスムーズでした。留学説明会でも、日本人にはわかりづらい応募のポイントなどが指摘されました。日本側の学生たちは、外国人学生の受け入れに抵抗はない様子でした。

 研究体験では、趙研究室で研究している透明太陽電池について実物を見ながら説明を受け、研究室内の装置はもちろん、機器センターや同じ学科の研究室なども訪問して研究体験を行いました。

趙研究室でのガイダンス

 本学野田キャンパスにある太陽光発電の研究施設の訪問も行いました。神楽坂キャンパスは都心型キャンパスですが、野田キャンパスはリサーチパーク型キャンパスで大規模な研究プロジェクトが実施やすい環境です。同じ大学でありながら、都心型とリサーチパーク型を使い分けて研究を進めている様子に、招へい者たちは驚いた様子でした。

本学太陽光発電研究施設訪問

 日本科学未来館や、窓ガラスタイプの太陽電池を稼働させている工場の見学も行いました。未来館では、太陽光発電というテーマに限定しないで、様々な科学技術について体験することができました。工場見学では、実用レベルで透明太陽電池が使われている様子を理解してもらいました。

窓ガラス型太陽電池を用いている工場の見学

 交流会はインドネシアグループの食の制限に配慮して、近隣のハラルレストランで行いました。本事業による招へいも3年目となり、大学研究室から徒歩圏のハラルレストランがどこにあるかなども、ノウハウが蓄積されてきています。日本側の研究室のメンバーもほぼ全員参加して、交流を深めることができました。インドネシアイスラム大学と広西大学との教育研究環境の違いについても、理解を深めることができました。

食事の様子

 交流を双方向にしていくため、今年後半には日本側の学生たちが現地訪問して共同研究を行う計画があり、その打ち合わせも行うことができました。継続的な交流と、さらには共同研究、国際共同研究の予算申請も行う段階となってきました。さまざまな展開につながるきっかけを作って頂いた「さくらサイエンスプラン」に深く感謝いたします。

pagetop