活動レポート

2019年度活動レポート(一般公募コース)第147号

日本の大学間共同研究スキームの体験を通じたコンピュータサイエンスでの国際交流

東京大学 大学院工学系研究科
佐藤 周行さんからの報告

 2019年10月9日から15日にかけてパキスタン・メフラン理工大学ソフトウェア工学科より、ノウマン・カデール・ソオムロ(Dr. Nouman Qadeer Soomro)先生を団長とする大学生、大学院生からなる訪問団を受け入れました。先生を団長とする訪問団の組織は今年で3回目、ホストの佐藤も、一度メフラン理工大学を訪問したりと、さくらプログラムを契機に交流が深まっています。さて、東京大学工学系研究科電気系専攻は多数にわたる専門分野をカバーしていますが、その中でもソフトウェア工学を研究している当佐藤研究室がホストになりました。団長の先生は日本訪問も3回目ということで、学生さんたちも安心です。実際「ホテルは自分たちで行けるよ」ということで、こちらも一安心。また、東大の中でもHalalを出す食堂が2つになって、食事についても安心でした。

専攻事務を表敬訪問

 今回の体験コースの趣旨は、大学でどのように研究が行われているかを実感してもらうことにしました。ご存知の通り、大学の研究室は、単独で研究を前進させることはむしろ少なく、他の大学の研究室と研究協力を公式、非公式に行って、自らの世界を広げていきます。当研究室が科研費による研究協力を行っている千葉工業大学谷本茂明先生の下を、プログラム中に訪問し、どのような協力を行っているかを紹介、体験することにしました。

 10月11日に訪問し、谷本先生のご厚意で翌12日には、東京スカイツリーの隣にあるサテライトキャンパスを見学する段取りをつけていただきました...ところが、12日は台風19号の上陸により中止を余儀なくされました。台風の直撃は、学生さんにとっては珍しい体験だったのかもしれませんが、今回はついていませんでした(涙)

千葉工大谷本研究室へお邪魔する一行
谷本研究室での合同セミナー

 東京大学の授業体験を14日に、休日をおして行いました。ホスト側も、どのあたりまで基礎知識を想定して話をすればよいのか経験を積んできましたので、今回はそれなりに理解してくれたらいいな、と思いました。短い時間で効率よく体験してもらうのは結構難しいんです。

授業風景

 さて、授業体験の後は、上野の国立科学博物館に遠足です。博物館、学生さんはとても喜んでくれます。上野公園は、そうでなくてもいろいろ遊ぶところがあります。翌日は東大の中でももっとも立派な建物の一つである総合図書館にも案内しました。実は、佐藤はメフラン理工大学の総合図書館にもお邪魔したことがあって、そちらも立派な感じでした。図書資料の電子化につれて、変化していくのは日本もパキスタンも同じだと思っています。

上野にて

 最後になりましたが、今回のプログラムでは谷本先生をはじめ、いろいろな方にお世話になりました。この他にも手続き等で多くの事務をこなしてくれた当研究室の秘書の伊東さんの奮闘を忘れるわけにはいきません。この場を借りてお礼申し上げます。

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