活動レポート

2019年度活動レポート(一般公募コース)第135号

島根県における地域医療及び高度医療技術体験による日中研究交流

島根大学医学部からの報告

 島根大学医学部は、さくらサイエンスプランの支援を受け、2019年10月6日~10月12日の日程で、島根大学と交流協定を締結している中国の寧夏医科大学から4名の学生を招へいし、島根県における地域医療及び医療技術体験のプログラムを実施しました。

<10月7日>

 午前中に島根大学医学部に到着し、午後には早速、附属病院にあるクリニカルスキルアップセンターにて実習を行いました。クリニカルスキルアップセンターは診察、フィジカルアセスメント、臨床技術等の医療シミュレータを多数所有しています。今回の実習では、センター長の指導の下、心臓病診察シミュレータを用いて、心音の聴診・触診・視診の診察実習や、心エコーのトレーニングを行いました。夕方には、プログラム関係者が出席し、歓迎会を開催しました。

クリニカルスキルアップセンターでの実習の様子
<10月8日>

 地域医学共同研究部門を訪問し、「やさしい医工連携」をテーマに掲げ産官学が連携して製品化したさまざまな医療関連機器を見学・体験しました。現場のニーズを汲み上げ、喜ばれる製品とするために、地域発の様々な知恵・情報・技術・人材を「つなげる」ことによる、新たな価値創出の重要性について学びました。

 また、病理学講座病態病理学の研究室を訪問し、研究室の見学と研究内容について学びました。

 夕方には、島根大学医学部医学系研究科に所属している寧夏医科大学出身の大学院生8名との交流会を開催しました。島根大学で留学生活を送る諸先輩方の話に耳を傾け、島根大学で行っている研究内容などについても熱心に質問する姿がみられました。

病態病理学研究室訪問
<10月9日>

 地域病院や介護福祉施設の見学実習を行いました。島根県は特に高齢者率が高く老人介護施設が数多くあり、とても充実した設備やスタッフで運営している施設を見学しました。また、グループホームでは高齢者の健康などに配慮している施設も見学しました。実際の現場にて病院と地域の患者の密接な結びつきを感じていました。

介護福祉施設での交流
<10月10日>

 医学生の授業に参加し、医学生と英語で問診の練習をしました。英語でのコミュニケーションは、医学生にとっても良い刺激となりました。午後には、医学部附属病院のリハビリテーション部、放射線部、検査部、MEセンター及び病理部を見学しました。

 また、世界の文化と医療(中国・寧夏医科大学編)のセミナーを開催し、中国の文化や医療制度についてプレゼンテーションを行いました。参加した医学生からも積極的に質問がされるなど意見交換が活発に行われ、大変有意義な学生交流の場となりました。

附属病院病理部の見学
<10月11日>

 出雲科学館の見学を行い、その後、縁結びで有名な出雲大社を訪れ出雲地域の歴史や文化を学びました。その後、修了式を行い、国際交流推進室長から修了証及び記念バッジが授与されました。

修了式にて

 当初12日に関西国際空港から出国する予定が、台風19号の影響により13日の出国となってしまいましたが、無事にプログラムを終えることが出来ました。修了時のアンケートでは全員が、留学生として再来日を強く希望すると回答しており、今回のプログラムが大変実りのあったものであったと確信しています。

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