活動レポート

2019年度活動レポート(一般公募コース)第119号

インフラ整備,都市計画,防災計画に関する短期学生交流プログラム

京都大学からの報告

 2019年8月25日から8月31日、さくらサイエンスプランによりインドネシア・ブラウィジャヤ大学から学生10名と引率教員1名を招へいし、プログラムを実施しました。

 今回の受入目的は、我が国における優れた都市地域計画・防災に関する技術を送り出し機関の学生に伝えることにより、これまでに我が国において蓄積されたまちづくり、防災・減災技術の国際的な展開を図ることにあります。具体的には、将来当該学生が都市計画・まちづくり分野において活躍するようになるにあたって、あらかじめ我が国の優れた技術を学んでおくことが、今後のインフラ輸出や学術交流にとってプラスになると考えられます。受入機関には同分野の専門家が多数おり、その最先端の技術を学ぶ講義を受講することにより、同分野における先進的な取組について学習することを目指しました。

 ブラウィジャヤ大学都市域学部の学生は我が国における公共交通を軸としてまちづくりに強い関心を持っており、座学のみならず現場見学やグループワークを通じてその知識を学習することにより、招へい者が同分野における最先端技術についてより深く学ぶことができました。

 本プログラムでは、都市域計画・交通計画・防災計画に関する我が国の最先端の技術を学びました。それぞれの分野の基礎知識を、専門とする教員による講義を通じて学ぶと共に、関連する実験やグループワークを日本人学生と共に経験して、その理解を深めました。さらに、大阪市内におけるまちづくりや交通計画を見学して、学んだ技術が活用されている実践の場を経験しました。

<初日>

 プログラム全体に関するオリエンテーションをおこなって概要を説明し、京都大学で開設している修士・博士課程の国際教育プログラム(都市地域開発国際コース、環境基盤マネジメント国際コース、人間安全保障工学コース)について説明しました。さらに景観計画に関する講義を行って歴史的まちづくりや景観保全と経済成長の両立を目指したまちづくり技術について学びました。次の2日間は京都大学宇治キャンパスを訪問し、防災・減災技術に関する講義を受講すると共に関連する実験施設を見学しました。

<2日目>

 防災研究所宇治川オープンラボラトリーを訪問し、雨水流出実験装置や浸水体験実験装置を実際に体験しました。

防災研究所にて洪水体験
<3日目>

 災害リスクマネジメントに関する講義を受講した後、災害が起こった場面を想定したグループディスカッションを行いました。

グループディスカッション
<4日目>

 大阪市内を鉄道で訪問し、まちづくりの現場を視察して実践知を学びました。うめきた地区の再開発プロジェクトの進展と、鉄道新線及び新駅建設の現場を見学し、最先端の土木技術が実際に活用されている場面を学びました。

うめきた2期開発の説明
うめきたエリア新駅工事現場見学
<5日目>

 京都大学桂キャンパスにおいて災害時の物流計画に関する講義を受講しました。さらに、これまでに学んだ技術・知識を活かして個別のまちづくりの課題に取り組むグループワークを行いました。さらに、参加した京都大学学生をまじえてお別れ会を行い、現在京都大学の国際教育プログラム履修している学生と交流しました。

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