2019年度 活動レポート 第114号:京都大学

2019年度活動レポート(一般公募コース)第114号

中国科学技術大学国家同歩輻射実験室の学生が高輝度量子ビームの発生とその応用を学ぶ

京都大学エネルギー理工学研究所からの報告

2019年9月8日〜9月14日までの期間、京都大学エネルギー理工学研究所では、中国科学技術大学国家同歩輻射実験室(以降USTCと略します)の学生9名(大学院生9名)を迎えて、「高輝度量子ビームの発生とその応用」というテーマにてさくらサイエンスプログラム・科学技術体験コースを実施しました。

京都大学エネルギー理工学研究所の研究施設にて

9月8日

夜に宿泊施設に到着。

9月9日

コースを開始しました初日は大垣教授からのオリエンテーションと京都大学及びエネルギー理工学研究所の紹介、更には高輝度量子ビームの発生と利用についての講義が行われました。その後、同研究所の研究施設見学を行いました。

9月10日

日中学生が主体の” Workshop on Generation and application of high brightness electron beam”を開催しました。このワークショップには、京都大学エネルギー理工学研究所の学生・教員も参加し両国での最先端研究の状況を共に学ぶとともに、自身の研究についての発表を行い、意見交換を行いました。

Workshop on Generation and application of high brightness electron beamでの発表風景

9月11日

理化学研究所・放射光科学総合研究センターを訪問し、同センターの金城良太博士から、SPring-8/SACLAに関して講義を頂き、その後SPring-8/SACLAの見学を行いました。石川センター長、田中グループディレクターには見学受け入れをご快諾頂き、大変有難うございました。

Spring-8/SACLAの見学の様子

9月12日

大阪大学産業科学研究所を訪問し、楊金峰先生から研究室紹介並びに、最先端の研究状況を講義頂きました。その後同研究所の研究施設見学を行いました。

大阪大学産業科学研究所楊先生の研究施設見学

9月13日

本研究室の日本人学生の案内の元、京都市内を訪問し日本文化体験を行いました。

京都市内の文化交流体験にて建仁寺を見学した時の様子

プログラムの開始直前に、突然の発病のために参加予定の1名が来日できないアクシデントは有りましたが、これら一連の活動の後、9月14日に全員無事帰国しました。

参加者からは日本の清潔さや、日本人の親切さ、丁寧な対応に非常に感銘を受けた模様であり、是非また日本に来たいという希望を伺っております。