活動レポート

2019年度活動レポート(一般公募コース)第101号

アジア5カ国から10名の学生が高知県の最先端技術を体感

高知工科大学からの報告

 2019年8月3日~9日にかけて、嶺南大学校(韓国)、マヒドン大学(タイ)、合肥工業大学(中国)、ブータン王立大学(ブータン)、バンドン工科大学(インドネシア)から計10名の学生が高知を訪問し、本学の研究室見学・講義、県内企業見学を通して最先端技術について学びました。本学の日本人学生24名もサポート役として参加し、交流を深めました。

<初日>

 オリエンテーションにて自己紹介やスケジュール確認を行った後、本学学生らによるプレゼンテーション・アイスブレーキングを行いました。最初は緊張した様子の招へい学生も、レクリエーションを通して、笑顔が見られるようになりました。

 60名を超える学内外関係者が参加した昼食会では、李朝陽国際交流センター長が、「プログラムを通して、ぜひ高知や本学の魅力を感じてほしい」と出迎えました。また、招へい学生が本学教員より、本学の研究について紹介を受ける様子も見られました。

 午後からは、先川信一郎国際交流センター特任教授による日本の歴史・文化に関する講義を受講した後、お互いのバックグラウンドをより知ることを目的に、各参加者に自国についてプレゼンテーションをしてもらいました。

招へい学生によるプレゼンテーションの様子
<2日目-3日目>

 本学のエネルギー分野、環境理工学分野、制御工学分野などの各分野における技術開発の現状、本学での先進的な取り組みについて紹介しました。

模擬授業内容
  • システム工学群島弘教授「日本の国土・自然と社会を踏まえた最先端の建設技術」
  • システム工学群稲見栄一准教授「走査プローブ顕微鏡が拓く物質科学の新境地」
  • 情報学群松崎公紀教授「深層学習によるMRI画像超解像処理-課題と研究最前線の紹介-」
  • 環境理工学群新田紀子准教授「電子顕微鏡でのぞくナノ・マイクロの世界」
  • システム工学群李朝陽教授「日本における持続可能な開発に向けた再生可能エネルギーの研究」
  • 経済・マネジメント学群那須清吾教授「高知県における地域ビジネスの創造-株式会社グリーンエネルギー研究所を例として-」
模擬授業を受講中の様子

 受講後は、人とコンピュータのシナジーインタラクションを可能にするような次世代ユーザインタフェースの研究開発を行う本学のCenter for Human-Engaged Computing(CHEC)を訪問し、高齢化社会を支えるIT技術の研究について学びました。招へい学生はモデルゲームを体験することで、研究の面白さや難しさを実感した様子でした。午後からは、招へい学生が見学を希望する研究室をそれぞれ訪問し、実際に本学で研究を行う外国人留学生や教授らから直接話を伺いました。

外国人留学生にインタビュー
<4日目>

 県内企業の見学を行いました。最初に訪れたのは、海洋コア総合研究センターです。海洋コアの総合的な解析を通して、地球環境変動要因の解明や海洋底資源の基礎研究を行っており、コアの採取方法や保存方法などについて教えてもらいました。午後からは、歯科用貴金属合金、セラミックスなどで国内トップクラスのシェアを誇るYAMAKIN株式会社を訪問しました。精錬・製造・分析・研究開発の設備を整えており、原材料の精製から製品化までの一連の工程を見学することができました。

<5日目>

 本学の那須清吾教授が取締役を務める株式会社グリーン・エネルギー研究所を見学し、高知県の森林を利用した再生可能エネルギーの仕組みについて学びました。参加者は事前に模擬授業で説明を受けていましたが、実際に施設を見学することで、規模の大きさや発電方法について理解を深めることができました。

企業見学の様子

 プログラムを終えた招へい学生は、高知や本学が誇る科学技術や研究環境に深く関心をもった様子で、卒業後、修士学生としてここへ戻ってきたいという声も聞かれました。

 また、日本人学生たちも「もっと勉強してコミュニケーションが取れるようになりたい。」と、このプログラムを通して得た経験を、さらなる国際交流活動へ繋げようと意欲を高めていました。

昼食会にて
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