2019年度 活動レポート 第70号:工学院大学

2019年度活動レポート(一般公募コース)第070号

建築で学ぶ先端的建築技術と担い手交流 -オリンピックイヤー前年版ー

工学院大学からの報告

工学院大学では、2019年7月22日より7月28日までの1週間、本学の学術交流協定校であるダナン工科大学(ベトナム)および新規協定校となった国立高雄大学(台湾)との「さくらサイエンスプログラム」によるプログラムを実施しました。それぞれの大学より学生5名、教員1名の引率教員、合計12名の学生と、2名の教員が来日しました。

2015年日本建築学会賞などを受賞した本学弓道場にて

本学、建築学部の教員や学生も多くかかわり、学内の研究施設や設備の見学のみならず、フィールドワークも行いました。学外の見学としては、企業、東京オリンピックの建設物などや、日本の建築物を見学し、日本独自の建築物についても学びました。また、今年は、東京オリンピック1年前という年であるため、前回の東京オリンピックとの比較なども交えて、講義なども行いました。

設計室にて
振動台見学

また、プログラム実施の際には、学生交流が盛んになるよう、様々なしかけを行いました。日に日に学生たちが頼もしくなっていきました。

そのほかに企業訪問なども行い、同じ国からきている労働者から話を聞くことができ、多くの質問がとびかっており、日本への関心の高さを感じました。

企業訪問にて

本プログラムを通して、招へいしたダナン工科大学建築学部および国立高雄大学建築学部の学生の学びはもとより、本学でプログラムを支えた学生たちにも大きな変化がありました。短い期間の交流でしたが、異なる国での生活や文化について、お互いに強い興味と良い印象を持ってくれたようです。本学でサポートした学生たちもダナン工科大学や国立高雄大学の学生の学問に向かう姿勢など学ぶことも多く、また、日が進むにつれて、積極的に進んで支援を行うようになってきたことや、両国への興味を持ち始めたことなどは、大きな変化であったと思います。

最後になりましたが、両国の絆の深化に僅かながらでも教育を通して寄与できるチャンスをくださった、さくらサイエンスプログラムに感謝申し上げます。

また、引き続き、ますますの交流の活発化にご支援くださいますようお願い申し上げます。

集合写真