活動レポート

2019年度活動レポート(一般公募コース)第068号

革新的ものづくり創出のための先端加工技術に関する日中交流

首都大学東京大学院システムデザイン研究科からの報告

 本学では、さくらサイエンスプランの助成により、2019年8月25日~8月31日の7日間、中国の南方科技大学の学生10名(学部生5名、大学院生5名)と引率教員1名を招へいし、先端加工技術に関する学術交流としてセミナー、体験実験、ものづくり設備の見学、留学説明会などのプログラムを実施しました。

オリエンテーションにて

 微細加工に関するセミナーは金子准教授が担当し、基礎編で半導体プロセスについて解説し、応用編ではプリント技術に関する先端研究を紹介しました。参加学生の理解度は非常に高く、かつ全員からは質問が出るほど積極的でした。先端加工に関する合同セミナー(ワークショップ)では、両大学の学生20名がポスター発表を行い、研究成果の討議だけではなく研究の進め方や学生生活についても意見交換をしました。有用なアイデアが生まれたり、日中両国の教育研究の特徴を相互理解するなど、非常に有意義なセミナーとなりました。

合同セミナーの様子

 体験実験は金子研究室での微細加工を行いました。参加学生全員がクリーンスーツに着替えて、それぞれで用意した画像データ(顔写真やイラスト)をもとにレーザーリソグラフィで微細構造のレリーフを作製しました。このレリーフは世界に1つだけのお土産となるので、構造が形成される瞬間の受講生の嬉しそうな顔が大変印象的でした。

イエローブース内での体験実験

 関連研究室やものづくり応用設備の見学では、大型風洞設備と繊維関連設備が参加学生にとって特に印象的だったようです。稲澤准教授から航空機設計と風洞実験の基礎を解説して頂いた後に、全員が歓声をあげながら風速30m/sの風を体験しました。また、東京都立産業技術研究センター・多摩テクノプラザでは繊維を応用したものづくりを紹介して頂きました。布製品ならではの特性評価試験は興味深かったようで、予定時間を大きく超過するほど質問がありました。

風洞設備で体験した風速30m/sの風

 プログラム後半では首都大学東京・国際センターを訪問し、同センターの廣田教授から参加学生に「首都大学東京への留学」について説明して頂きました。日本への留学を考えている参加学生も複数おり、大学院入試や日本語習得支援などの具体的な質問が多数寄せられました。

 プログラム終了後、南方科技大の参加学生からは、「素晴らしい経験ができ、非常に有意義なプログラムであった」や「首都大学東京および日本の教育・研究レベルの高さを認識し、是非また日本に来たい」などの感想が寄せられました。また、受け入れ側の本学スタッフや学生にとっても非常に有意義なプログラムとなりました。

集合写真
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