活動レポート

2019年度活動レポート(一般公募コース)第024号

ヒロシマにおける先端科学技術研修と交流事業

ひろしま国際センターからの報告

 (公財)ひろしま国際センターでは、さくらサイエンスプランの支援を受け、フィリピン・サイエンス・ハイスクール(フィリピン科学高校)の高校生15名及び教員3名を招へいし、令和元年6月9日から6月15日までの7日間の交流プログラムを実施しました。

 フィリピン・サイエンス・ハイスクールは、国内に16のキャンパスを持ち、フィリピンの次世代を担う優秀な生徒が在籍しています。今年度は、これらのキャンパスのうち、メイン・キャンパス、コルディリェラ行政地域キャンパス、カガヤン・バレー・キャンパスの3校の生徒らがプログラムに参加しました。

東広島天文台での集合写真

 本プログラムは、広島大学 池田 秀雄名誉教授の監修で計画し、科学実験や実習など体験することに重点を置いた内容としました。プログラム中の各講義や交流は、広島大学や県立広島高校の協力を得て、実施することができました。

<6月10日>

 まず開講式を行いました。池田名誉教授からは、招へい者に対して「日本とフィリピンをつなぐ架け橋になってください。」とメッセージが送られました。

 その後は、広島大学大学院統合生命科学研究科附属瀬戸内圏フィールド科学教育研究センターの水産実験所を訪問し、先生方の指導を受けながら解剖の実習を行ったり、実習船に乗せて頂いてサンプルを採集したり、海洋生物づくしの一日を過ごしました。

解剖実習の風景
<6月11日>

 田中春彦名誉教授の重金属の化学反応に関する講義や、国際協力研究科 清水教授による講義の他、池田秀雄 名誉教授による電気の実験を行いました。この日は広島大学で過ごし、学食での食事も体験しました。また、夜は、広島大学宇宙科学センターの先生方から天文学の講義を受け、天体観測を行いました。例年であれば梅雨時期ですが、幸いにも、当日は晴れた夜空で、月などをよく観察することができ、招へい者から歓声が上がっていました。

清水教授の講義
<6月12日-13日>

 県立広島高校を訪問しました。授業へ参加したり日本人の生徒と一緒に交流したりするなど、活動的な2日間となりました。12日の夜は、バディと共に寮に宿泊して、思い出深い交流となったようです。

県立広島高校で授業に参加
<6月14日>

 広島平和公園及び宮島を訪問しました。当日はあいにくの雨でしたが、招へい者らは充実した時間を過ごした様子でした。夕食では和食を体験し、池田名誉教授から修了証書が手渡されました。招へい者からは、「参加して視野が広がった」「学生として日本に戻ってきたい」「交流はかけがえのない経験になった」「日本とフィリピンをつなぐ架け橋になる」等の感想が出されました。

原爆ドーム前での集合写真

 本プログラムは、日本の科学技術の体験や留学促進のみならず、交流を通じて、互いの文化に対する関心や理解を高め、有意義であったと考えます。今後、両国の若者の友好的な関係がますます発展することを願っています。

 最後に、この活動を行うに当たり、様々にご支援下さいました「さくらサイエンスプラン」に、心よりお礼申し上げます。

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