活動レポート

さくらサイエンス・ハイスクールプログラム 第10グループ

高エネルギー加速器研究機構(KEK)を訪問
ノーベル賞受賞の小林誠先生による特別授業に参加

 来日中の中国、コロンビア、ラオスの高校生と引率者136人は、7月25日(水)、高エネルギー加速器研究機構(KEK、茨城県つくば市)を訪れました。午前中は施設内見学で、午後にはKEKの特別栄誉教授であり、2008年にノーベル物理学賞を受賞された、小林誠先生の特別授業に参加しました。

 施設見学では、世界トップレベルのスーパーコンピューター、加速器から生まれる放射光を用いて高度な研究を行うフォトンファクトリーやBelleⅡ測定器、展示室を見て回りました。見学する場所ごとに、研究者の方々が高校生に対して分かりやすく説明をしてくださり、高校生もKEKで進められているハイレベルの研究について、理解を深められたようでした。

写真1 スーパーコンピューターの内部を撮影する中国の高校生
写真2 毎日、私達の身体に降り注いでいる「ミュー粒子」という素粒子を展示している「スパークチェンバー」ブース。手を入れられるけれど、何も感じることはありません。

 昼食のあと、広報室の高橋さんによる、"What's the matter with anti-matter(物質と反物質)" というテーマの授業を受けました。それはその後に予定されている、小林誠先生の講義のための「入門編」とも言える内容で、高校生たちにも分かりやすく説明してくださいました。

写真3 スーパーKEKB加速器の全体像について、説明を受ける。地下10メートルに置かれた2本のリングは、周長3kmにもなるそうです。

 小林誠先生の授業はノーベル賞の受賞理由となった"Introduction to CP Violation(対称性の破れ)"というテーマでした。私たちの身の回りに存在する物質は、粒子と反粒子の数に差があるために存在するという理論を、高校生はメモを取りながら、真剣に聴き、質疑応答の時間には多くの手が上げられ、自分の理解を深めようと積極的に授業に参加していました。

写真4 小林誠先生による特別授業
写真5 小林誠先生の特別授業のあとに、記念撮影。

 小林先生の授業のあと、先生の出身校でもあり、今回、一緒に授業に参加した愛知県立明和高校の生徒と交流する時間を持ちました。わずか30分という時間でしたが、自己紹介をしたり、自分の国の美しい景色をスマホで見せたり、様々な方法で高校生たちは交わりのひとときを楽しんでいました。

写真6 小林先生の特別授業のあと、高校生たちの交流時間を持ちました。
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