活動レポート

2018年度活動レポート(一般公募コース)第427号

ロタウイルス感染症に関する国際共同研究の推進

大阪大学微生物病研究所からの報告

 大阪大学微生物病研究所では、さくらサイエンスプラン(共同研究活動コース)の支援を受け、平成31年2月18日から3月3日までの14日間、武漢大学生命科学学科(中華人民共和国湖北省武漢市)より教員1名(Yu Chen教授)、博士研究員1名、博士課程大学院生4名を招へいしました。

微生物病研究所前にて

 武漢大学は国家重点大学に指定された中国における感染症研究の中心拠点の一つであり、世界的にも突出した研究成果を生み出しています。本プログラムでは、乳幼児に重篤な胃腸炎を引き起こすロタウイルス感染症の制御を目指した研究に関して、情報交換や共同研究活動を行いました。

ウイルス免疫分野研究室にて

 武漢大学一行は、2月18日に到着し、19日の朝から大阪大学微生物病研究所ウイルス免疫分野にて、滞在中のスケジュールの確認後、ロタウイルス研究に関しての情報交換を行うとともにお互いの研究成果を紹介し、活発な議論を行いました。打ち合わせ後は、大阪大学微生物病研究所内の他のトップレベルのウイルス研究者からRNAウイルスに関する講義を受講しました。

研究に関する講義を受講

 20日の朝から一行は大阪や京都の名所を訪れ、日本の文化に触れる機会を持ちました。その後、夕方から歓迎会を開催しました。歓迎会にはスタッフに加えて研究室に所属する大学院生も参加し、積極的な国際交流を行いました。21日には武漢大学教員1名、博士課程大学院生3名がハードながらも充実したスケジュールをこなしました。

 22日以降は引き続き滞在している博士研究員1名および博士課程大学院生1名と共同研究活動を実施しました。研究活動の内容として、ロタウイルスの増殖培養実験や様々なロタウイルスの性状解析研究を中心に行いました。最終日には滞在期間で得られた研究成果に関して報告会を開き、議論を交わしました。

ウイルスの増殖培養実験

 短い期間(2週間)のプログラムでしたが、両国の研究グループにとって、良好な共同研究関係を継続する上で貴重な機会となり、今後のさらなる研究の進展が期待されます。Yu Chen教授らのグループとは以前よりロタウイルスに関する共同研究を進めていましたが、直接顔を合わせる機会はこれまで少なく、本プログラムによりお互いの研究室員の人柄を知ることができる良い機会となりました。研究室に所属する研究員や大学院生にとって、武漢大学の優秀な研究員、大学院生との国際交流や英語での討論はとてもよい刺激になったと思います。最後に、本プログラムを実施するにあたり、ご支援をいただきました、さくらサイエンスプランに深く感謝いたします。

情報交換とお互いの研究成果を紹介
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