活動レポート

2018年度活動レポート(一般公募コース)第423号

インド・ニッテ準大学から女性研究者と学生を招いて研究交流

弘前大学農学生命科学部
教授 牛田 千里さんからの報告

 さくらサイエンスプランの支援を受けて、2018年12月2日から12月7日の日程でインド・ニッテ準大学から准教授1名、研究員1名、大学生8名の計10名を本学に招きました。全員が女性であり、それぞれの専門(もしくは専攻)は生命科学、スポーツリハビリ、医学等でした。

学長表敬訪問

 学生の選抜は、引率を担当した准教授を中心にニッテ準大学の教員により行われ、真面目で意欲的な学生が集まりました。その多くが、将来、日本を含む海外への留学を希望していました。今回の事業の目的は、インドと日本の大学における教育と研究のしくみや女性研究者の現状等について情報交換し、互いに理解を深めることでした。飛行機の遅れによる予定変更のアクシデントがあったものの、計画は概ね順調に進み、目的は十分に果たせたものと考えます。以下、活動の概要を紹介します。

<12月2日>

 弘前到着予定でしたが、飛行機の遅れにより、予定外の成田1泊となりました。

<12月3日>

 弘前到着。オリエンテーションと学内の簡単な案内を行いました。招へいした学生の多くが初の海外渡航であったうえに、予定外の長旅となったことに疲れた表情を見せていたので、翌日からの活動に備えて予定を調整しました。

<12月4日>

 滞在中に行う実験の説明と準備を行いました。その後、農学生命科学部における情報交換会を開催し、ニッテ準大学および弘前大学、双方の学生がそれぞれの大学のしくみや教育、研究、自国の文化等について、パワーポイントを用いて紹介しました。質疑応答を含め、全て英語で行われました。参加者50人以上の活発な会となりました。

 その後、国際連携本部と男女共同参画推進室を訪問し、インド、日本両国における大学のシステムや、大学における男女比率、男女の意識の違い等について話し合いました。ニッテ準大学の生命科学系では8~9割の学生が女性であるとのことに驚きました。

農学生命科学部での情報交換会の様子

<12月5日>

 線虫を用いた遺伝子発現解析実験を行いました。体長1 mmにも満たない線虫を顕微鏡下でピックアップして試験管に入れるという作業にみな四苦八苦していました。実験をサポートした本学大学院生の鮮やかな(?)手さばきにニッテ準大学の学生が感嘆したり、ニッテ準大学学生からの実験に関する鋭い質問に本学学生が慣れない英語で懸命に答えようとする場面等が見られ、双方の学生にとって良い体験となりました。なお、この日は東奥日報社からの取材を受け、学生のコメントが実験の様子とともに翌々日の朝刊に掲載されました。

実験の様子

<12月6日>

 桜で有名な弘前城とお寺や武家屋敷が並ぶ津軽の伝統的な街並みを訪ね、弘前ねぷたや津軽三味線等の文化を紹介しました。弘前市は同日から雪が降り、一同初めて見る雪に感嘆の声をあげていました。

弘前ねぷた体験

<12月7日>

 修了式を行いました。全員がインドの美しい民族衣装を身にまとい、それぞれに修了証を受け取りました。午後には弘前を発ち、帰国の途に就きました。

pagetop