活動レポート

2018年度活動レポート(一般公募コース)第389号

ナノケミストリー先端技術に関する日中若手研究者交流

熊本大学大学院自然科学研究科 物質生命科学専攻
超分子化学ラボからの報告

 2018年1月21日から1月30日の10日間、化学分野、特に有機化学、高分子化学、超分子化学に関する先端研究の紹介および地域民間企業でのものづくり技術の見学、本学若手研究者・学生との交流を目的として、熊本大学超分子化学ラボにおいて研修および体験プログラムを実施しました。

 参加者は、中華人民共和国の四川大学から3名、中国科学院蘭州化学物理研究所から4名、吉林大学から3名の計10名の若手研究者(教員1名、大学院生9名)です。

国際シンポジウムの会場にて

《研究プログラム》

 超分子化学ラボの教員による先端科学講義ならびに本学の国際先端科学XX(IROST)主催の国際シンポジウムに参加していただき、超分子化学、材料化学、光化学に関する国内外の最先端研究を聴講しました。また、四川大学、中国科学院蘭州化学物理研究所、吉林大学の大学院生に中国および各大学の紹介をしていただくとともに、それぞれの研究グループの研究概要について講演をしていただきました。熊本大学の大学院生、学部生も多数参加した講演会となり、中国における先端分野の研究を知ることのできる良い機会となりました。

中国若手研究者の大学院生による講義の様子

 さらにラボツアーを実施し、合成装置、先端分析機器を見学していただきました。講義やラボツアーを熱心に聴いている姿が印象深く、科学への興味が溢れているように感じました。本学の大学院生、大学生を交えた英語でのグループディスカッションでは、双方の若手研究者、学生にとって刺激のある研究交流、学術交流を促進するための良い機会となりました。日本人学生にとっては、英語でのコミュニケーションということもあり苦戦したとは思いますが、活気ある雰囲気でディスカッションを行うことができました。

《研究機関・民間企業訪問プログラム》

 熊本県内の公的研究機関や化学関連の民間企業の見学を行いました。県内の研究・開発拠点である熊本県産業技術センターを訪問、見学するとともに、同センターが中心となって熊本地域で推進されているJST地域イノベーションプログラムについても説明を受けました。また、化学品メーカー(同仁化学研究所)、飲料メーカー(サントリー)などを訪問しました。日本の最先端技術や、ものづくりの現場を見学していただき、多くのことを学んでいただけたようです。

サントリービール工場見学の様子

《文化・歴史体験プログラム》

 文化・歴史体験として阿蘇地方の阿蘇火山博物館や白川水源、恐竜博物館などを訪問しました。また、熊本市内で修復中の熊本城や水前寺成趣園(日本庭園)を訪問し、熊本の豊かな自然、風土、歴史に触れていただきました。また、熊本大学の修復等を含め熊本地震からの復興の様子も見学していただく機会がありました。

高森田楽保存の会での昼食の様子

 本プログラムを実施するにあたり、ご協力いただきました本学の教職員の皆様ならびに国際交流に積極的に参加してもらった本学の若手研究者、大学院生に感謝いたします。また、多大なご支援をいただきました「さくらサイエンスプラン」に深く感謝いたします。

フェアウェルパーティーにて
pagetop