活動レポート

2018年度活動レポート(一般公募コース)第367号

最先端情報通信技術と関連産業を通じた社会的課題の解決

早稲田大学からの報告

 早稲田大学先端社会科学研究所では、2018年12月10日(月)から12月18日(火)まで約1週間の日程で、ブータン王立大学(Royal University of Bhutan)から教員・学生を招へいするプログラムを実施しました。招へい者は、ブータン王立大学傘下のジグメ・ナムゲル工科カレッジ(Jigme Namgyel Engineering College)、および、シェラブツェ・カレッジ(Sherubtse College)の2つのカレッジから、それぞれ教員1名と学生5名、合計12名でした。プログラムの内訳は、早稲田大学における学内プログラム、学外における視察・フィールド調査の大きく2つに分類されます。

赤尾健一先端社会科学研究所副所長を表敬訪問(12月10日)

<学内プログラム>

 早稲田大学の早稲田キャンパスおよび西早稲田キャンパスツアー、特別講義、国際ワークショップ、そして、文化交流イベントなどが実施されました。12月11日(火)に実施した国際ワークショップでは、沼田真一先生(社会科学部非常勤講師)の指導の下、早稲田大学の学生にも参加してもらい、招へい者とともに一つのテーマについて少人数グループでのショートフィルムづくりを行いました。このワークショップを通して、ICTを用いた社会デザインとは何かを体得的に学習することが目的であり、ブータンからの学生たちにとっては、自国ではあまり経験することのない新鮮で楽しめるプログラムとなったようでした。

早稲田キャンパスツアー(12月10日)
国際ワークショップでの一コマ

<学外視察>

 日本科学未来館において最先端の科学技術に触れるとともに、デジタルハリウッド大学、集英社を訪問し、教育やビジネスの現場においていま世界的にホットなテクノロジーとはなにか、それが現場でどのように習得され活用されているのか、といった内容を体感してもらいました。

デジタルハリウッド大学を訪問(12月15日)

 また、フィールド調査は、渋谷・新宿・銀座といった繁華街エリア、上野・浅草といった下町エリアを散策し、日本において、如何にICTが日常生活のなかに埋め込まれてきているかを実感してもらうとともに、それらを取り巻く日本の科学技術や文化・風土に触れる機会を持ってもらいました。渋谷のスクランブル交差点の混沌や、世界最大の乗降客数を数える新宿駅の混雑は、人口70万人の小国から来た招へい者たちの目には驚異に映ったようでした。

 プログラムの最後には、民間レベルの交流組織としては国内最古かつ最大の日本ブータン友好協会とのコラボレーションで、「ブータンデー2018」と題するイベントを開催しました。同イベントは同協会が、毎年、ブータンの建国記念日にあわせて開催しているもので、招へい者は、日本において長年ブータンとの交流に携わってきた方々、あるいは、日本在住のブータン人たちとの交流を通して、短い日本での滞在を振り返っていたようでした。

ブータンの伝統舞踊を披露(12月16日)

 今回のプログラムを通じて、招へい者自身の今後の人生の糧となることを期待すると同時に、今後のブータンと早稲田大学、そして日本との絆が、さらに深まっていくきっかけとなればと願っています。

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