活動レポート

2018年度活動レポート(一般公募コース)第361号

タイ・Chitralada Schoolとの科学技術交流プログラム

立命館高等学校からの報告

 2018年12月7日から13日の日程で、タイのChitralada School(チットラダ校)を招致してのプログラムを実施しました。チットラダ校は、タイ国王のお住まいであるチットラダ宮殿の中にある学校です。1学年100名余りで、幼小中高の15年間をほぼ同じメンバーで学習することになります。もちろん、王様のご兄妹はすべてこの学校で学ばれています。立命館とのつながりは、昨年度からで、これまでに中学生の交流を行ってきており、次年度からは小学生の交換交流が開始されます。高校でのつながりも動き始めている中で、同校との科学交流を強化したいと願っており、今回のさくらサイエンスプランでの招致となりました。

<12月7日>

 9名の生徒達と2名の先生方を関西空港で出迎えました。明るく、礼儀正しい生徒達に、これから始まる交流に期待が膨らむ対面でした。京都までバスで案内し、立命館高校へ到着。宿泊は学校内にある体験学習棟です。翌日、オリエンテーションを行い、校舎見学、その後、生物の特別授業へ参加。食品の抗菌作用を探ることをテーマに実験が組まれました。続いて日本語授業を経験してもらい、立命館高校へ来ている留学生とも交流を行いました。

生物実験「抗菌作用」(立命館高校)

<12月9日>

 この日は終日を京都視察としました。日本文化への理解は交流活動にとって大きな意味があります。午前中に金閣寺、午後からは伏見稲荷大社を訪れました。いずれも立命館高校の生徒達がガイドを務め、楽しいひと時を過ごすことが出来ました。

金閣寺にて

<12月10日>

 立命館大学びわこ・くさつキャンパス(BKC)を訪れ、講義を受講。BKCは立命館大学の理工系学部を中心とするキャンパスです。最初に、本校卒業生でもある電子情報工学科の田中亜実先生から、微小電力の利用について、講義と炭を使った電池の実習を行っていただきました。続いて、食マネジメント学部の吉積巳貴先生から食料問題について、タイにおける食糧問題等も話題にしながら講義を行っていただきました。

炭を使った電池の実習(立命館大学)

<12月11日>

 京都の企業でお世話になり、研修をさせていただきました。京都には地元発祥で独創的なグローバル企業が多くあります。午前中は、Rohm株式会社を訪問し、LSIの設計、製造を行う同社の最先端技術のお話を聴かせていただき、研究開発施設の見学をさせていただきました。OMRONコミュニケーションプラザでは、OMRONを有名にした自動改札のデモ機に興味津々、最先端のセンサー技術の展示では、顔の表情から年齢を当てる機械や、落としたボールのスピードを吸収して跳ねさせない機械等、興味深い展示に盛り上がりました。

年齢を推測するセンサー(OMRONコミュニケーションプラザ)

<12月12日>

 大阪大学にて八木厚志名誉教授から数学の科学への応用についての講義を受けました。廃プラスティックの小片を新しいものに混ぜて使う際に製品に含まれる廃プラスティックの確率の問題や、環太平洋の経済圏をモデルに輸送費の変化で都市への集中がどのようになるのかのシミュレーション等の問題についてのお話でした。この日は関西空港の近くで宿泊するため、その途中に海遊館を訪れました。大規模な水族館に大喜びでした。

数学講義の受講(大阪大学)

<12月13日>

 関西空港から多くの思い出を胸にタイへ帰国されました。

 タイのチットラダ校と立命館高校の科学交流は、この後、順調に進むものと期待しています。このような機会を与えていただけたことに、感謝申し上げます。

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