活動レポート

2018年度活動レポート(一般公募コース)第350号

医療機器を用いた実習による医用工学分野に関する体験的学習と日韓学生交流

東京都市大学からの報告

 2019年1月17日(木)から1月24(木)の日程で、韓国内陸部、Gumi市にキャンパスを構えるクモウ国立工科大学の学生10名と引率教員1名を東京都市大学(以下都市大)に迎えてプログラムをスタートしました。10名は全員医用工学系学科と専攻の学生であり、内訳は学部2年生3名、3年生5名、大学院生2名でした。受け入れ先学科は工学部医用工学科であり、同一分野の学生、教員の交流を意図したプログラムとなっています。

 今回のプログラムでは、初日に韓国からの移動と都市大でのガイダンスを同日に実施する内容となっていました。そのため、早朝に出発し、空港から都市大に直行することとなり、参加者にはハードなスケジュールとなってしまいましたが、オリエンテーション後の大学見学会と受け入れ学科学生との交流会では参加者は積極的に交流を図っており、すぐに打ち解けてその後の活動をスムーズに実施する下地を初日にして構築していました。

オリエンテーションの様子

 翌日は本プログラムの目玉となる、医療機器を用いた実習でしたた。この内容は、受け入れ先学科の3年生が必修科目として実施している「臨床機器学及び実習」をアレンジしたものです。全体で11項目の実習が用意され、様々な内容を体験的に学ぶことができます。初日のテーマ「生体計測」の一つである、「運動時の心拍計測と変動解析」では、参加者が被験者となって運動を行い、その心拍数を計測して解析し、結果を評価しました。参加者は真剣な中にも和やかに実習を楽しんでいるようでした。

実習風景(運動時の心拍変動解析)

 翌日は受け入れ側学科の教員と大学院生の引率で日本科学未来館を訪れました。場所がお台場であることもあり、参加者は未来館だけでなく、そのエリアの雰囲気などにも興味を持ったようです。未来館を訪れた後は、近隣の施設を訪れて各自お台場の雰囲気を感じていました。

 週明けの月曜日には2回目の実習を行いました。この日は医療機器に触れることを目的とした実習であり、超音波診断機器や光トポグラフィなど、普段触れる機会がない機器に触れながら、それらを使用したり、原理について学んだりするプログラムを実施しました。翌日は受け入れ先学科の紹介を行いました。まず医用工学科の紹介を行い、次に学科の設備である実習室、手術室、クリーンルームなどを見学しました。その後、最終日のプレゼンテーションに向け、受け入れ先学科の学生に実施した実習の詳細な内容について質問するなどしながら準備を行いました。

受け入れ先学科教員による学科紹介の様子

 最終日には、実習のうちから各参加者が興味を持った項目を選択し、その内容や周辺の知識についてプレゼンテーションを行いました。プレゼンテーションでは、技術的な内容だけでなく、プログラム参加中に興味深かったこと、ものについても紹介してもらい、内容についてディスカッションを行いました。参加者は技術的な内容のみならず、滞在中の様々な興味深い体験に充実した時間を過ごした様子がプレゼンテーションから伝わってくるような内容でした。

プレゼンテーション風景 (筋電図についてのプレゼンテーション)

 プレゼンテーション終了後、学長にお越しいただき、修了証の授与を行っていただきました。参加者は直接学長から授与されたことに感激した様子でした。その後、お別れパーティを行い、1週間にわたり交流してきた受け入れ先の学生と別れを惜しみました。最後に修了証とともに記念撮影を行い、全日程を終了しました。

修了証とともに記念撮影
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