活動レポート

2018年度活動レポート(一般公募コース)第337号

超伝導技術における社会的・経済的価値の創出と国際交流

芝浦工業大学からの報告

<概要>

 芝浦工業大学では、さくらサイエンスプランによる助成を受け、2018年12月3日(火)から12月12日(水)の期間でインドのインド工科大学マドラス校、インド工科大学デリー校、マレーシアプトラ大学、キングモンクット工科大学より計25名の大学院生を中心とする若手研究者と引率教員3名を招へいし、ワークショップ型の交流プログラム(aPBL)を実施しました。

<オリエンテーション・キャンパスツアー>

 12月3(火)に来日し、翌12月4日(水)に本プログラムのオープニングセレモニーを実施しました。セレモニーでは、駐日インド大使であるMr. Raj Kumar Srivastava氏もお招きし、本学学長以下教職員も多く出席するなど、厳かな緊張感も漂いながら、プログラムを開始しました。また、本学国際からのオリエンテーションとして、大学紹介や本学の協定校向け留学プログラムを説明しました。その後のウェルカムパーティでは、招へい者と同専攻の学生や関係する教職員との交流の時間を過ごし、下述のグループワーク実施に向けて、ざっくばらんに学生同士話しをすることで緊張もほぐれたようで、和やかな雰囲気でプログラム初日を終えることが出来ました。

オリエンテーション

<グループワーク>

 12月5日以降、グループワークが本格的にスタートしました。プログラムでは、招へい者達は各大学でチームを組み、計4チームに分かれてグループワークに取り組みました。各チームには、TAとして、それぞれ1-2名程度の日本人学生が配置され、共同でグループワークやディスカッションに加わるだけでなく、本学研究室における設備や測定機器の使用方法についてレクチャーすることで、プログラム内での実験結果の分析・測定を円滑に進めることができました。

グループワーク1

 尚、芝浦工業大学では、異なるバックグラウンドを持つ学生達がチームを組んで、自身が設定あるいは教員に与えられた課題の解決・提案に取り組む、グローバルプロジェクトベースドラーニング(gPBL)の実施を促進しています。本プログラムでは、gPBLの発展系として、aPBL(Advanced-Project Based Learning)と題し、プログラム終了後、チームで取り組んだ成果を母国へ持ち帰って取りまとめ、最終的には国際ジャーナルへの論文投稿を目的としています。

グループワーク2

<科学施設訪問見学>

 12月9日(土)、学外に出て施設見学を行いました。日本科学未来館ではASIMOショーを観覧する等、日本の最先端科学技術に触れることができ、招へい者達は非常に興味を持っている様子で、見学していました。

<国際学会見学>

 12月11日(月)は本プログラムの主催教員の1人であるムラリダ・ミリヤラ教授による国際学会(Green-Innovative Symposium)を見学しました。同学会ではインドや中国、アメリカ、イギリス、ドイツ、ベルギー、ロシアなど数々の国から超伝導分野における研究者100名以上が参加し、研究発表を行いました。招へい者は自身の専門分野の第一線の研究者たちがどういった視点にたって研究を進めているかについて学びました。

<最終発表>

 12月13日(水)は今回の滞在の総括として、最終発表会を実施しました。各大学のチーム毎に、この10日間で得ることができたそれぞれのテーマに対する成果の発表を行いました。質疑及び講評では、各招へい者の引率教員及び本学教員より招へい者に対して厳しい質問が飛び交うなど、大変真剣かつ厳粛な雰囲気で最終発表会が進みました。

最終発表

<招へい者の感想>

  • It is a good experience and I can gain a lot of knowledge from this exchange program. Thanks to Shibaura Institute of Technology that provides us this opportunity. Besides, I also have a chance to run SEM by myself which I think it is the most expensive experience that I can get. Perhaps in the future, this program can be held again and I can experience more apparatus.
  • The program is indeed an eye-opening experience for all the participants. Apart from research and academic related stuff, we learnt so much about societal and cultural things in Japan. Interaction with participants from other countries (Thailand and India) also enriched our understanding about their culture and the way they work on things. I really hope that this program can be continued in the coming years for the benefits of young researchers. Thanks to Shibaura Institute of Technology and Japan Science and Technology Agency for making this happened.

<今後の展望>

 今回のプログラムの最終目標は招へい者たちの研究成果の論文投稿であり、現在1つ以上のグループが投稿に向けて、論文のブラッシュアップを行っております、本プログラムでは、ワークショップ及びシンポジウムへの参加を通して、招へい校と交流関係を深める事ができただけでなく、将来的には共著論文発表を通じて、世界ランキング上昇といった形で、関係大学の更なる国際化にも繋がるプログラムとする事ができました。次年度以降も積極的な実施を検討していきます。

集合写真
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