活動レポート

2018年度活動レポート(一般公募コース)第299号

アジアの協定校との科学的視座に立った看護学教育連携の強化と、
世界で活躍するヘルスサイエンス専門職の育成

岡山大学大学院保健学研究科
教授 深井 喜代子さんからの報告

 岡山大学大学院保健学研究科ではタイの王立シーマハサラカム看護大学との相互交流を2005年から続けています(2009年、協定)。さくらサイエンスプランの資金を得て、タイからの受け入れ事業を今年も成功裏に終えることが出来ました。以下にその概要を紹介します。

<第1日目(11月5日)>

 早朝、タイからの研修生を関西国際空港に出迎え、JRの「はるか」「のぞみ」を乗り継いで11時前に岡山駅に到着。ホテルに荷物だけ預けて、徒歩で「鹿田キャンパス」へ。研究科長の出迎えを受けたのち、臨時改造した専用ゲストルームで岡山での研修スケジュールの概要が説明されました。学内のカフェテリアで在学生に混じって昼食を摂りました。

 午後は旭川荘を訪問し、医療と福祉の統合の重要性を学びました。その帰路に津島地区のメインキャンパスに立ち寄り、銀杏並木を背景に感動しました。この間に、日本三大庭園の一つである「後楽園」にも立ち寄り、沢山の錦鯉たちの歓迎を受けました。

旭川荘児童院/資料館前にて

 1日目の最後は、在学中のタイ研修経験学生がプロデュースする「歓迎懇談会」で締めくくりました。今年のメインは書道部による毛筆習字体験です。タイの学生たちは1人ひとり筆を握り、真剣な眼差しで漢字を模写しました。最後に恒例のタイの学生による民族舞踊が披露され、40名余の参加者を魅了しました。

書道をたしなむ研修生たち

<第2日目(11月6日)>

 2日目は早朝からJRマリンライナーで本州・四国連絡橋を渡って高松へ。高松港から官有船で国立療養所、大島青松園を訪れました。ハンセン病関連資料展示室で説明を受け、ハンセン病回復者との交流体験もできました。

 夕方からは鹿田キャンパスで彼らを講師に「国際交流特別講演会」を開催しました。遅い時刻にもかかわらず、多数の参加者を得て、英語での活発な質疑が行われました。

国際交流特別講演会にて

<第3日目(11月7日)>

 午前中は看護1年のフィジカルイグザミネーション演習にゲスト参加しました。実際に筋電図や痛み定量装置などの電極を付け、生体情報を観察、記録しました。

上腕二頭筋の筋電図を計測

 午後からは、いよいよ岡山大学病院での研修だ。手術部、画像診断部門、一般病棟等を見学しました。この後、シミュレーター類を一括中央管理するスキルラボで、気管挿管や静脈内注射の実技を体験し、ゲストルームにて本研修の評価(まとめの会)を実施しました。

スキルラボでの静脈注射の演習

<第4日目(11月8日)>

 最終日は帰路に着く前に早起きして「倉敷美観地区」で江戸時代の物流の歴史を学びました。そして、沢山の思い出と共に、昼過ぎの新幹線で岡山を後にしました。

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