活動レポート

2018年度活動レポート(一般公募コース)第293号

ベトナムの医学部生が糖尿病合併症抑制と口腔ケアを学ぶ

大阪医科大学からの報告

 昨年度に引き続き、ベトナム国家大学ハノイ校医学薬学部より教員2名と医学部6年生6名を招へいし、平成30年10月23(火)~11月1日(木)の日程で「糖尿病合併症抑制と口腔ケアプログラム」を実施しました。

 ベトナムでは近年、生活習慣病の増加が大きな社会問題となっています。今回のプログラムでは、とりわけ増加の著しい糖尿病の治療と予防をメインテーマに、身近な健康習慣としての歯磨きを中心とした口腔ケアを通じて糖尿病合併症の関連について学びを深める内容にしました。具体的には、本学の産官学連携による研究「健康寿命をのばす たかつきモデル」について、大学での講義を受け、附属病院での見学・実習、「たかつきモデル」の連携先を訪問しました。

 10月24日(水)~10月26日(金)には、本学医学部の複数の教室による我が国の糖尿病の現状と最新の研究の講義を受け、双方の国の糖尿病の違いや治療、そして口腔ケアが果たす役割について、活発に意見交換を行いました。また、ベトナムでもロボット支援手術の導入が進んでいますが、医学生が実習できる機会がないため、附属病院のダ・ヴィンチを実際に操作して手術実習のデモンストレーションやシミュレーションを体験しました。

全身疾患と歯周病についての講義
ダ・ヴィンチのシミュレーション体験

 10月26日(金)の午前中に、「たかつきモデル」の連携先である高槻市を訪問しました。濱田市長より本研究の高槻市民にとっての意義を直接ご説明頂くことが出来ました。

 週末を利用して、10月27日(土)にはバンドー神戸青少年科学館を見学しました。

 10月29日(月)は、公衆衛生学教室による「たかつきモデル」のコホート研究の講義や健康調査の見学をとおして、健康寿命をのばすことの大切さについて学びました。

健康調査のシミュレーション

 10月30日(火)は、「たかつきモデル」の連携先である地元企業サンスターを訪問しました。口腔ケア製品の工場見学、健康道場での免疫力を高める食事の試食の後、糖尿病やがん治療に関する研究についての講演を聞き、口腔ケアの重要性について総合的な理解を深めました。

サンスター工場見学

 短い期間のプログラムでしたが、大阪医科大学での講義や「たかつきモデル」の連携先での見学等を通して、日本の医療や教育、研究のすばらしさを実感してもらえたと思います。また、今回の訪問団にベトナム国家大学ハノイ校医学薬学部副学部長が加わったことからも、招へい校の本プログラムへの関心の高さが分かりますが、副学部長と本学大槻学長のトップレベルで今後の様々な交流について協議することが出来ました。このように、協定校との交流を深める機会を作っていただいたさくらサイエンスプランに心よりお礼申し上げます。

修了式にて
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